【コラム】インドネシア総研ジャカルタオフィスが育てる“学び続けるプロフェッショナル”~仕事と学びの両立を支える職場へ~

インドネシアでは、サービス業が経済を支える重要な分野として成長を続けています。都市部を中心に、仕事をしながら学び続ける若者たちの姿が増えており、特に調査・コンサルティング・事業開発などの分野では、継続的な学習がキャリアアップやスキル向上に直結しています。
インドネシア総合研究所ジャカルタオフィス(IRIJ)は、こうした時代の流れを受けて、スタッフが仕事と学業を両立できる環境づくりに力を入れています。当社では、大学や大学院などで学ぶスタッフが多数在籍しており、職務を継続しながら高等教育を受けることを積極的に支援しています。

実際、2020年にインドネシア中央統計局(BPS)が発表したデータによると、10歳から24歳の若者のうち6.98%が学校に通いながら働いており、そのうち72.61%がサービス業に従事しています。これは製造業(22.78%)や農業(4.61%)を大きく上回る数字であり、サービス業が学びと仕事の両立において最も柔軟な分野であることを示しています。
IRIJでは、このような社会的背景を踏まえ、スタッフ一人ひとりの能力を高める取り組みを「人材への投資」と位置づけています。学びを続ける社員の姿勢を後押しし、組織全体としても「継続的な学習」を企業文化として根付かせることを目指しています。
この支援の背景には、次のような理由があります。
- サービス業は、比較的柔軟な働き方が可能であり、学業との両立がしやすい環境にあります。
- 業務内容においても、常に知識やスキルの更新が求められるため、学び続ける姿勢が評価されやすい業界です。
- キャリア形成において、学歴や専門性が昇進・採用の判断材料となることも多く、継続教育が将来の選択肢を広げるカギとなっています。
- 個人の学習意欲に応えるサポート体制が整っていれば、社員のモチベーション向上にもつながります。
IRIJのスタッフの継続教育支援への取り組み
現在、IRIJでは複数のスタッフが専門学校や大学、大学院などさまざまな教育機関に通いながら日々の業務に取り組んでいます。これは一時的な離職を伴うものではなく、むしろ中長期的に見て会社の成長に寄与する「持続可能な人材育成モデル」であると捉えています。そのため、IRIJでは下記のようなイメージで支援を行っています。

組織と職場の変革を支援する
継続学習を支援することで、社員だけでなく組織全体も常に変化に対応し、革新的な発想を生み出す体制を構築することが可能になります。こうした取り組みは、他の企業・組織にも広がるインスピレーションとなりうるものです。
仕事と学びの両立を支援することは、単なる福利厚生の一環ではなく、未来を見据えた戦略的な投資です。IRIJは、今後も「学び続ける力」を育む環境づくりを通じて、より強い組織・社会の実現に貢献してまいります。
インドネシア進出やインドネシアにおける市場調査など、ご興味のある方はぜひお気軽に弊社までお問合せください。


