【コラム】インドネシアのネイルアート事情2024年版①価格編
SNSの発達に伴い、キラキラと手元を美しく飾ってくれるネイルアートは、女性を中心に益々人気が高まっています。種類豊富な色やデザインの中から自分の好みに合うものを選び、見るたびに気分を高めてくれる美しい爪を手に入れたいと考える人は多いでしょう。
しかし、ネイル好きな人の中には、値段が壁となって好きなサロンやデザインネイルアートを踏みとどまってしまう方もいるのではないでしょうか。
今回のコラムでは、インドネシア・ジャカルタを中心に、ネイルアート価格の相場や価格の設定方法など、インドネシアの最新のネイルアート事情をご紹介いたします。
ネイルアートの価格を左右するもの
ネイルアートの価格は、インドネシアでも日本と同様に、主に訪れるスタジオやサロン、ネイリストの経歴、ネイルアートの種類、そしてデザインやプロセスの難易度などによって左右されます。ワンカラーネイル、ラインやシンプルな模様、グラデーションといった比較的シンプルなデザインは、複雑なデザインよりもお手頃価格です。
また、ここでの「種類」というのは、有機溶剤に着色したものであり手軽で安価に手に入る所謂『マニキュア』や、専用のUVライトやLEDライトに照射することで硬化する樹脂製の『ジェルネイル』のような、使用する原材料の違うネイルアートのことを指します。
ジェルネイルは硬化させるため持ちが良く、硬化後すぐに触れることもでき、ラインストーンやスタッズなどのパーツをしっかり埋め込むことができるため人気が高いですが、特殊な機材を使用する分コストが高くなります。そのほかに、特定のブランドなど、ポリッシュ(ネイルアートに使われる液体)の質も、ネイルアートの価格に影響します。
ネイルアートの価格記載方法 インドネシアでは、ネイルアートの基本料金はアートを施す指1本毎に設定されることもあります。
日本では両手にネイルアートを施すのが主流なため、両手分の料金を記載するのが普通ですが、インドネシアでは特定の指だけ、数本だけ飾りたいという顧客ニーズがあるため、このような価格の記載方法も見られます。
基本料金に加え、ペディキュア(足)、アクリルネイル(付け爪)、特殊なデザインなど、メニューを追加する場合は殆どが指1本毎に追加料金が徴収されます。価格表を見る際は両手分の料金なのか、指1本毎の料金なのかに注意する必要があります。
おすすめのネイルサロン3選
以下は、現地のメディアにも取り上げられている、ジャカルタで地元の人に人気のネイルサロンです。いずれも詳しい情報はインスタグラムから見ることができますので、どうぞご覧ください。
※価格は1月22日時点のもの、1ルピア0.0094円で計算
『Dandelion』(ダンデライオン)
『Dandelion』は、インスタグラムで10万人ものフォロワーを抱える人気店です。ジャカルタに5店舗、スラバヤに2店舗展開しています。ホームページやインスタグラムからも伺えるように、綺麗で洗練された雰囲気が特徴です。
ネイルアートは基本料金(両手分)に追加料金(指毎)を払い好きなメニューを追加する仕組みで、基本料金はマニキュアの場合150,000ルピア(約1,416円)から、ジェルネイルの場合300,000ルピア(約2,826円)からとなっています。ネイルに加え、まつ毛エクステやワックス脱毛なども施術可能です。
他のサロンと比較するとやや高めの価格設定ですが、「クルエルティフリー(動物実験無)」や爪への負担軽減にこだわったイギリス産や日本産のネイルポリッシュを使用しているようです。スタッフも海外で経験を積んだネイリストを採用しているようで、質の良いサービスを受けたい方などに特におすすめのサロンです。
公式インスタグラム:@ dandelion.id(https://www.instagram.com/dandelion.id/)
『Alash Studio』(アラシュ・スタジオ)
『Alash Studio』は、インスタグラムのフォロワーは2.6万程度ですが、ジャカルタに複数店舗を展開している、お手頃サロンです。ポップな印象が特徴で、12歳以上のお子様もネイルアートを受けることができます。
こちらでは、ネイルアートの基本料金(両手分)はマニキュアの場合45,000ルピア(約425円)から、ジェルネイルの場合115,000ルピア(約1,085円)からとなっています。
ジェルネイルにはハラールのネイルやお子様メニューも用意があり、それぞれ135,000ルピア(約1,274円)、80,000ルピア(約755円)となっています。ネイルの他にもまつ毛エクステや眉毛のアートメイクなども受けることができます。
公式インスタグラム:@alash.studio(https://www.instagram.com/alash.studio/)
『Modies Studio』(モディーズ・スタジオ)
『Modies Studio』は、インスタグラムで11.5万人ものフォロワーを抱える人気美容室『Moir Salon(モア・サロン)』傘下のネイルサロン『Modies Studio』です。ジャカルタに6店舗構えるほか、バンテン州、西ジャワ州、バリ州にも展開しています。
こちらでは、ネイルアートの基本料金(両手分)はマニキュアの場合65,000ルピア(約612円)から、ジェルネイルの場合90,000ルピア(約848円)からとなっています。
こちらのサロンでも、ネイル、まつ毛エクステ、ワックス脱毛、眉毛のアートメイクなど一通りの施術を受けることができます。ジェルネイルをお安く済ませたい方におすすめのサロンです。
公式インスタグラム:@modies.studio(https://www.instagram.com/modies.studio/)
今回のコラムでは、ジャカルタを中心に、インドネシアのネイルサロン事情についてご紹介いたしました。両手のジェルネイルが一回5000円から1万円近くする日本と比較すると、インドネシアのネイルサロンはその値段の安さが圧倒的であることが分かります。
この機に、インドネシアにお住まいの方だけでなく、旅行やお仕事でインドネシアを訪れた方も、是非インドネシアのネイルアートを堪能されてみてはいかがでしょうか?
次回のコラムでは2024年インドネシアで流行のネイルアートデザインについてご紹介いたしますので、どうぞそちらも併せてご覧くださいませ。
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