【コラム】インドネシアの最新外食産業(2023年)

インドネシアでは、外食又は加工済み調理食品を食すことが多く、レストランやファーストフード店が多く存在しています。また、外資の外食産業も多く受け入れておりインドネシア料理だけではなく日本食、インド料理など幅広いジャンルのレストランが展開されています。

今回のコラムでは、インドネシアの外食産業についてご紹介します。

目次

インドネシアの外食産業の動向

インドネシアにおける外食産業の国内総生産(GDP)は、新型コロナウイルスが流行した2020年は落ち込みましたが、2021年以降はプラス成長となっています。

統計によると、2020年のインドネシアにおける中〜大規模のレストランの事業者数は、8042件となっています。また、飲食店の約54%がモール内にあることがわかっています。飲食店事業者数が多い州はジャカルタ首都特別州で、インドネシアの飲食店事業者数の約半分の数を占めており、都市部を中心に飲食店が広がっています。

また、特に都市部では忙しく働くライフスタイルの人が増え、家で料理をする時間がないことから、外食への需要が増加しています。そのため、外食産業はインドネシア国内で需要が高い産業として注目されています。

参考WEBサイト:
https://www.dataindustri.com/produk/tren-data-pertumbuhan-industri-penyediaan-makanan-minuman-restoran-dan-sejenisnya/
https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2022/06/20/jumlah-usaha-penyedia-makanan-minuman-di-dki-jakarta-terbanyak-se-indonesia

インドネシアで多い飲食店のスタイル

インドネシアで多い飲食店のスタイルは以下の通りです。

ファストフード

ケンタッキーフライドチキン(KFC)やマクドナルド、Hoka Hoka Bento(HokBen)などのファストフード店は、最も人気がある飲食店のスタイルです。手頃な価格ですぐに食事をすることができるため、広く利用されています。
また、ドライブスルーやテイクアウトも可能で、子供から大人まで利用することができます。

ファストカジュアル

ファストフードとカジュアルダイニングを組み合わせたスタイルです。料理の質やお店の雰囲気は、ファストフード店ほどカジュアルではなくかつ手軽に楽しむことができます。

カジュアルダイニング

ファストカジュアルよりは、価格帯が上がり手頃な値段でコースを楽しむことができます。バーエリアがあることが多く、バーで作られたドリンクが提供されます。料理は全てウエイターによって配膳されます。

ファミリースタイル

カジュアルダイニングとよく似ていますが、メニューの内容が異なります。家族でシェアできるメニューの量になっており、テーブルが広く家族で来るのに最適です。インドネシア料理店、日本料理店、中華料理店でよくみられるスタイルです。

高級レストラン

価格帯が高く、高級感のあるレストランです。
テーブルへの専用スタッフが付き、配膳以外にも細やかなサービスを提供してくれます。ドレスコードがあり、予約制なことが多いです。

インドネシアで人気の飲食店

インドネシアで人気の飲食店の1位はパダン料理店です。

パダン料理はインドネシアの西スマトラ州の伝統的な料理ですが、インドネシア各地にお店がありインドネシアでは定番の料理です。過去6ヶ月間でパダン料理店に訪れた平均来店数は2,840万人にも及びます。

2位はケンタッキーフライドチキン(KFC)で、過去6ヶ月間の平均来店数は2,400万人以上に及びます。KFCはインドネシア全土に店舗があり、2021年にはインドネシア全体で3億3,440万ドルの売上を記録しました。

3位はマクドナルド、4位はピザハットとファストフード店が続きます。

インドネシアの外食産業では、KFC、マクドナルド、ピザハットなどの外資の外食チェーンの売上が市場の4%を占めており、インドネシア料理店より外資のファストフード店が人気であることがわかります。

参考WEBサイト:
https://travel.tempo.co/read/1689579/inilah-daftar-10-restoran-terlaris-di-indonesia
https://databoks.katadata.co.id/datapublish/2023/02/03/10-restoran-terlaris-di-indonesia-ada-nasi-padang-sederhana

インドネシアの飲食店トレンド

今後のインドネシアの飲食店のトレンドは、以下のように予想されています。新型コロナウイルス の影響もあり、新型コロナウイルス 発生以前と比較し大きく変化が見られます。

イートインとフードデリバリー両サービスの提供

パンデミック期は外出制限があり、フードデリバリーの需要が高かったため、イートインに加え、フードデリバリーを実施する飲食店が多く存在しました。

新型コロナウイルス 収束後もフードデリバリーの需要があるため、引き続きフードデリバリーを続ける飲食店が多くあります。

屋外での食事

パンデミック期は、ウイルスの感染が少ない屋外飲食ができるレストランが広く好まれていました。今後も引き続きテラス席なの屋外での食事の需要の高まりは持続する見込みです。

健康的なメニューの選択

新型コロナウイルス の影響で健康への意識が高まり、健康に配慮した食事を選択する人が増えています。そこで、飲食店で提供するメニューにおいても健康的なものが好まれると予想されます。

クラウドキッチン/シェアキッチン

飲食を提供する店舗とは別の場所で料理を作るクラウドキッチンや、複数の飲食店が共同で利用するシェアキッチンという形態は、新型コロナウイルス のパンデミック中に広がりました。主に、テイクアウトやデリバリーサービスを提供する飲食店に利用されているサービスで、今後も継続して利用されると予想されます。

このように、パンデミックによりインドネシアの外食トレンドは大きく変化したことがわかります。

参考WEBサイト:
https://travel.kompas.com/read/2023/04/13/060900227/7-tren-restoran-pasca-pandemi-banyak-konsumen-pilih-area-outdoor?page=all

まとめ

今回のコラムでは、インドネシアにおける最新の外食産業動向についてご紹介しました。
インドネシアの外食産業は今後も需要がある産業であり、またパンデミックによっても変化している産業であると言えます。インドネシアは外資の飲食店も多く存在し、外資の飲食店の受け入れも比較的寛容であるため、インドネシア進出を希望する企業様も多いですが、現地の需要やトレンドを掴んでから進出することが必要になります。

また、その際適切なステップを踏む必要があるため、弊社インドネシア総合研究所がサポートさせて頂きます。インドネシアへの飲食店の進出について、ご興味やご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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