【コラム】インドネシアのピザ事業のビジネスチャンス

ピザは世界中で大人から子供まで愛されている食べ物ですが、インドネシアでも人気で都市部、地方部関係なく沢山のピザ屋が存在しています。

今回のコラムでは、食の多様性が広がるインドネシアにおけるピザ事業のビジネスチャンスについてご紹介します。

目次

インドネシアにおける大手ピザチェーン店

以下は、インドネシアで複数の店舗を展開している大手ピザチェーン店です。

ピザハット

世界最大のピザチェーンのピザハットはインドネシアでも展開されており、インドネシアに初めてできたピザレストランです。

1984年にインドネシアに進出して以来、インドネシア各地に600店舗以上展開しており、インドネシアで一番の店舗数を誇ります。

ピザ以外のメニューも充実しており、ご飯とチキンのセットや、パスタ、ラザニヤ、カツカレーなどがあります。

参考WEBサイト:https://www.pizzahut.co.id/about/brand-story

ドミノ・ピザ

アメリカの大手ピザチェーンドミノ・ピザもインドネシアでも広く知られており、2008年にインドネシアに進出して以来、約200店舗を展開しています。

1店舗目は、ジャカルタのポンドックインダにオープンしました。

こちらもピザハットと同じく、ピザ以外のメニューも充実しており、パスタ、グラタン、サンドイッチ、チョコレートケーキなどがあります。

また、インドネシアのドミノ・ピザでは、誕生日セットが販売されており、ピザと一緒に誕生部の帽子、風船、飾り付け、MC、誕生日プレゼントを提供してくれるプランもあります。

参考WEBサイト:https://pizza-restoran.dominos.co.id/domino-s-pizza-mas-mansyur-pizza-restaurant-tanah-abang-jakarta-pusat-63679/page/birthday

日本では、ピザハットとドミノ・ピザは基本的に宅配サービスで展開されていますが、インドネシアではいずれも店内に飲食スペースがあり、店内でできたてのピザを食べることができます。

Papa Ron’s Pizza(パパロンズピザ)

前述の2店舗とは異なり、インドネシア発祥のピザ屋です。

2002年にジャカルタで開業して以来、インドネシア国内で21店舗展開されています。

インドネシア以外の東南アジア諸国への進出も今後視野にいれているようです。

参考WEBサイト:https://entrepreneur.bisnis.com/read/20221221/263/1610843/syarat-dan-biaya-franchise-papa-rons-pizza-premium-asal-indonesia

インドネシアのピザ事業にビジネスチャンスがある理由

以下は、インドネシアのピザ事業にビジネスチャンスがある理由です。

インドネシア人の趣向にあったメニューが提供できる

ピザは上に乗せる具材を変えるだけで、様々なアレンジをすることができます。

例えば、インドネシア料理のルンダン(牛肉のココナッツ煮込み)や、サテ(インドネシア風焼き鳥)などを乗せインドネシアの好みのピザを作ることができます。

また、地域ごとのアレンジも可能です。

インドネシアの人々は、インドネシア料理や地元の料理が好きなのでこういったアレンジができるピザは、インドネシアの人々のニーズに応えることができるのではないでしょうか。

ファストフード人気の高まり

都市部を中心に忙しく働く世代が増えているインドネシアにおいて、手軽に美味しくご飯を食べることが出来る、ファストフード店の人気が高まっています。

そして、ピザもファストフードの中の一つとして人気が高まると予想されます。

このことからも、ピザ事業のビジネスチャンスがあると考えられます。

フードデリバリー市場の成長

新型コロナウイルスの影響で、非接触での食事の需要が高まり、フードデリバリーサービスを利用する人が増えたことで、インドネシアのフードデリバリー市場が急成長を迎えています。

ピザ屋は、宅配が主流ですが、宅配ピザをするには大規模な実店舗を持ち専用の配達員が必要でした。

しかし、フードデリバリー市場の成長により、実店舗や専用の配達員を持つことなく、ピザの販売・宅配することが可能になり、新規参入のピザ事業に追い風が吹いています。

「食事を一緒に食べる」インドネシアの食文化との親和性

インドネシアでは、家族や職場の人、友達など大人数で集まり「食事を一緒に食べる」という食文化があります。

その際、大人数で分けることができるピザは様々なシーンで活用してもらうことができます。

以上がインドネシアのピザ事業にビジネスチャンスがある理由です。

インドネシアのライフスタイルの変化によるファストフード、デリバリーフードの高まりがピザ事業への追い風となっていることがわかります。

また、インドネシア国内の大きいピザ屋はまだあまりない点も、インドネシアのピザ事業に参入しやすい点であると言えます。

参考WEBサイト:https://mfk.co.id/usaha-pizza-di-indonesia/

韓国のピザチェーンのインドネシアへの参入

韓国のピザチェーンGOPIZZAは、2023年3月にインドネシアのジャカルタに1店舗目をオープンして以来、2024年現在インドネシアで6店舗を展開しています。

GOPIZZAは、一人用のサイズのピザを提供する韓国発祥のピザ屋で、独自の生地を開発し5分以内に完璧にピザを焼き上げる特許技術を取得しています。

韓国をはじめとし、インド、シンガポール、タイ、インドネシアを含み現在約200店舗を展開しています。

インドネシアでも約1年半の間に6店舗を展開するほどの成長ぶりです。

GOPIZZAのように、海外からのピザ屋が進出しており、インドネシアのピザ屋におけるビジネスチャンスがあることが伺えます。

 参考WEBサイト:https://ameera.republika.co.id/berita/rrly3g414/populer-di-korea-gopizza-buka-gerai-pertamanya-di-indonesia#google_vignette

今回のコラムでは、インドネシアにおけるピザ事業のビジネスチャンスについてご紹介しました。

インドネシアのピザ事業は、今後需要が高まると予想されます。

また、国内の大手ピザ屋は少なく、海外からの参入がしやすい状況です。

インドネシア人のライフスタイルに合わせたピザ事業の進出は、大きなビジネスチャンスであると言えるのではないでしょうか。

弊社インドネシア総研は、インドネシアの様々な分野の進出のサポートを行なっております。

インドネシアにおける事業にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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