【アルビー日記】パダンの廃棄物処分場を視察してきました

こんにちは。アルビーです。
先週、インドネシアのパダンを視察してまいりました。
パダンは西スマトラ州の州都で、16世紀ごろから交易の中心地として栄えてきました。
パダン料理はインドネシアでも大変有名でジャカルタにも多くレストランがありますので、食べたことがある方も多いのではないでしょうか。
弊社は過去に廃棄物処理に関連する案件に取り組み、ジャカルタで視察や調査などを行った経験があるため、その実績からコンサルティングの一環としてパダン市にお招きいただきました。
今回はパダン市の環境局長Mairizon氏にご案内いただき、パダン市の最終処分場(TPA)を視察してまいりました。
↑今回最終処分場の案内をしてくださったパダン市環境局長のMairizon氏(写真右)
Mairizon氏のお話によると、現パダン市長であるMaheldi Ansharullah氏は市長としての任期が2期目となりますが、インドネシアでは大統領や州知事、市長は3選が禁止されているため、今期で任期満了となります。
今回の視察で、現パダン市長は任期中にパダン市をエコでクリーンにする活動に取り組まれたいとお考えとのこともわかりました。
パダン市では廃棄物は毎日400~500トン排出されており、レバランの時期になるとジャカルタを始め都市部へ出ている人々がパダンに大勢帰省するため、多いときは廃棄物の量が倍になることもあるそうです。
また、この最終処分場の面積は16haあるそうですが、このペースだと後8年で容量が足りなくなってしまい、更に17haの拡張が必要になってしまうそうです。
視察後はパダン市環境局の方々と情報交換をしましたが、その際に日本で廃棄物問題を解決できる技術があることをご紹介すると、皆さん大変興味をお持ちになったようで多くのご質問を頂きました。
インドネシアでは深刻な環境問題に悩まされており、ジャカルタを始めインドネシア全体で廃棄物処理問題の解決が急務となっています。
弊社の過去のコラムでインドネシアの廃棄物処理問題などについてご紹介いたしましたので併せてご覧ください。
インドネシアを悩ませるプラスチックごみ問題
https://www.indonesiasoken.com/news/column-plasticmondai/
インドネシア、レジ袋の提供を廃止に?
https://www.indonesiasoken.com/news/column-rejibukuronoteikyohaishi/
インドネシアで注目されている「ごみ銀行」と環境意識の高まり
https://www.indonesiasoken.com/news/gomiginko/
弊社はインドネシアの自治体連合会とも繋がりがあるため、インドネシアの街づくりにご興味がある方はぜひお気軽にご連絡ください。
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