【コラム】(4月30日更新)インドネシアにおける新型コロナウイルス最新状況
インドネシアにおける新型コロナウイルス感染者数は拡大を続け4月30日(木)時点で合計9,771人となり、感染者合計10,000人という数字が目前に迫っている状況です。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
以下は、インドネシア国内で新型コロナウイルス感染者数が最も多い10の州のグラフです。
首都ジャカルタは特に数値が高く、インドネシア全体の感染者数のうち約41%がジャカルタ州で発生していることが分かります。
また、ジャカルタと隣接する西ジャワ州が、二番目に新型コロナウイルス感染者数が多い州となっています。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
続いて、インドネシア全体の新型コロナウイルス感染者、回復者、死亡者数の割合を【男女別】でみた場合のグラフは以下の通りとなります。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
いずれも男性の割合が高いものの、特に死亡者数において、男性の割合が高い結果となっていることが分かります。
また、インドネシア全体の新型コロナウイルス感染者、回復者、死亡者数の割合を【年齢別】でみた場合のグラフは以下の通りとなります。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
新型コロナウイルス感染者数の年代は特に30~49歳が多く、死亡者数は50~69歳の層が最も多いという結果となっています。
インドネシアの首都ジャカルタでは、2020年4月10日より「大規模な社会的規制(PSBB)」が発令され、学校の休校や職場の球威、宗教的活動の制限などを取り決めています。
The Indoneisan Democracy Initiative (TIDI)によると、ジャカルタでは「大規模な社会的規制(PSBB)」の適用後、1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者数が減少傾向にあるとして一定の効果があったとみています。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月30日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
上記のグラフの通り、4月9日に最も多い感染者数247人/日を記録して以降、緩やかにではありますが、徐々に1日当たりの感染者数が減少していることが分かります。
現在ではジャカルタを始めインドネシア各地の様々な地域にて「大規模な社会的規制(PSBB)」が承認され、バンドゥンやデポック、ボゴール、ブカシ、マカッサル、スラバヤなど21の地域で発令されています。
上述の通り、ジャカルタにおいて「大規模な社会的規制(PSBB)」の効果が徐々にみられているとされながらも、当初の期限が延長され、5月22日までの予定となっています。
まだまだ通常通りのビジネスの再開、現地渡航などは難しい状況ではありますが、インドネシアの現地企業とのオンライン会議の調整や調査代行などを弊社では承っております。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
関連コラム:
【コラム】インドネシアにおける新型コロナウイルス拡大防止のための大規模な社会的規制の実施
【コラム】インドネシア国内の新型コロナウイルス感染者数の推移と検疫関連法規
株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260