【コラム】魅力あふれる都市バンドン
みなさんは、バンドンを訪れたことがありますか?
バンドンはジャカルタ、スラバヤに次ぐ第3の都市であり、また“花の都”、“ジャワのパリ”と呼称されるなど、たくさんの魅力が詰まっています。
今回の記事では、バンドンについてご紹介します。
インドネシアの避暑地
バンドンは高原地帯にあるため1年中涼しく、気候も穏やかなため、軽井沢のような避暑地として有名です。
ジャカルタから3時間ほどで行くことができるため、週末にはジャカルタでの暑さや渋滞の疲れを癒そうと、多くの人がバンドンを訪れます。
なお、インドネシアの気候については以前こちらの記事でご紹介しています。
第1回アジア・アフリカ会議の開催地
アジア・アフリカ会議とは、東西冷戦の時代に「第三世界」と呼ばれるようになったアジア・アフリカの国々によって開催された会議です。
1955年に行われたその会議の開催地はバンドンだったため、バンドン会議とも呼ばれています。
その他、バンドンはオランダからの独立戦争の舞台となった場所でもあります。
1946年3月24日の「バンドン火の海事件(Bandung Lautan Api)」では、英蘭軍に占領されないように、インドネシア軍が自らバンドンに火を放ち、南バンドンは焼け野原となりました。
こうした背景から、バンドンは歴史的にも非常に重要な場所とされています。
学生の街
バンドンには沢山の大学が所在しており、学生の街としても知られています。
理工系大学の最高峰バンドン工科大学や、日本語学科のあるパジャジャラン大学、インドネシア教育大学など、有名な大学も多くあります。
若者が多いこともあり、バンドンにはおしゃれなカフェやバーが数多くあります。
また、インドネシアの大学については以前こちらの記事でご紹介いたしました。
スンダ民族と文化
バンドンはスンダ人の町でもあり、スンダ料理や民族衣装、アンクルン(竹製の楽器)など、スンダ文化に触れることもできます。
スンダ料理は比較的あっさりしていて野菜を使ったものも多いので、日本人にもおすすめの料理です。
観光地
バンドンには観光地として有名な場所も沢山あります。
バンドンには、オランダ植民地時代に建設された建物が多く存在し、アールデコ風の建物が並ぶ街並みはまるでヨーロッパのようです。
そんなバンドンで、観光地として特に有名なのが「カワプティ」という火口湖です。
直径500mもあり、ホワイトクレータとも呼ばれています。
ターコイズブルーの湖は幻想的でとても美しいです。
弊社スタッフも訪れたことがありますが、大変魅力的な観光地でオススメの場所です。
その他、バンドンには温泉やファクトリーアウトレットなどがあることから、観光地としても魅力的なスポットが多く存在しています。
週末だけでも十分楽しむことができるバンドン。
ジャカルタとはまた違った雰囲気が味わうことができます。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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