【コラム】日本の夏より涼しい!インドネシアの気候と注意点
インドネシアは赤道直下に位置しており、気候は年中温暖な気候です。
いわゆる南国のため、“インドネシア=暑い”というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
弊社も「インドネシアは日本の夏より暑いですよね?」と聞かれることがよくありますが、実は日本の夏よりも比較的快適で過ごしやすいのです。
今回のコラムでは、インドネシアの気候と服装の注意点などについてご説明いたします。
気候
季節としては乾季と雨季の2つの季節があります。
ずっと外にいるとじんわりと暑くなってきますが、日本の夏とは大きな異なり湿度が低くカラッとしているため、とても快適に過ごすことができます。
また、乾季はほとんど雨が降りません。
【雨季】11月~3月頃
日本の梅雨のように1日中雨が降り続けるというわけではなく、特に午後から夕方にかけてスコールが発生します。
傘等の雨具を持っていても意味がないほどの土砂降りになりますので注意が必要です。
ひどい雨が見舞われたら、無理に移動しようとせず、雨宿りをしてやり過ごすのも一つの手です。
また、インフラや排水設備がまだまだ整っていないインドネシアでは、雨季の度に各所で洪水が多数発生します。
その洪水の発生に伴い、ただでさえひどい渋滞が更に悪化することがありますので、移動には要注意です。
雨季にジャカルタをご訪問する予定がある方は、場合によってはいつもよりひどい渋滞が発生しうる可能性があることも念頭に置いた方がいいでしょう。
近年は、雨季が早まったり長引いたりして雨季の時期が読みにくくなっているとも言われています。
つい先日にはスマトラ島で大雨が原因で土砂崩れと洪水が発生し、約30名もの住民が亡くなるという災害も発生しています。
気になる今年の雨季については、インドネシア気象庁の発表によると10月から12月の間に雨季に入る地域が多く、その中で11月に雨季になるところが最も多いようです。
なんと8月に雨季に入ってしまったところもあるようですが、12月に雨季に入る地域は平年より乾季が長くなってしまうため、森林火災などに気を付けるように注意が促されています。詳しくはこちら
インドネシアの軽井沢
日本の夏と比較するとインドネシアは確かに過ごしやすいかもしれませんが、毎日30度近い気候で過ごすことは、インドネシアの人々にとっては暑いものです。
そのため、日本で言う軽井沢のように、インドネシアにも避暑地とされている場所があります。
それは、「バンドン」という町です。
西ジャワ州に位置しており、ジャカルタからは車で3時間ほど、その他電車や飛行機でも移動が可能です。(2020年には、ジャカルタ―バンドン間に新幹線が開通される予定とされています。)
バンドンは標高が高く700~800mに位置しており、非常に過ごしやすいことから週末には小旅行としてジャカルタからも多くの人がバンドンを訪れます。
弊社スタッフも時々バンドンを訪れますが、ジャカルタと比べるとかなり過ごしやすく快適な気候です。
駐在をされている方や、インドネシア出張で週末を間に挟む方などは、ぜひバンドンを訪問されてみてはいかがでしょうか?
服装
上述の通り南国の気候のため、日本の夏に着用する服装で基本的に問題ありませんが、屋内はどこも非常に冷房が効いています。
気になる方は羽織れるものも持っておくとよいでしょう。
インドネシアの人にとっては、“屋内を涼しくしておくこと=外から来た方へのおもてなし”という認識があります。
弊社スタッフの極端な体験談ではありますが、以前打合せに行った先のオフィスでは軽めのダウンジャケットを着ているスタッフがいらっしゃるくらい冷房を効かせており、軽装の弊社スタッフは手足の先まで冷え切ってしまったことがあります。
インドネシアは気温が高い国でありながら、オフィスでの冷房対策としてユニクロのヒートテック等もよく売れているそうです。
いかがでしょうか?
気候だけ見てみると過ごしやすい一面もありながら、やはり日本とは異なる気候ですので、インドネシアへ渡航される際には体調管理に十分ご注意ください。
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