【コラム】インドネシアでユーザー数が多いアプリトップ10と日本との関わりは?

先日のコラムにて、インドネシアにおけるインターネットとSNSの利用状況をご紹介しました。

インターネットやSNSの利用時間が日本と比較しても非常に長いことが分かりましたが、実際どのようなアプリを利用しているのでしょうか?

また、利用者層でみると、18歳~30代前半も利用が突出して多いことが分かります。

今回のコラムでは、月間アクティブユーザー数が多いアプリトップ10をご紹介します。

 

目次

アクティブユーザー数が多いモバイルアプリランキング(2018年)

10. Grab


Grabは2012年にシンガポールで創業された配車アプリサービスです。

インドネシアには2014年に参入し、配車サービスがメインです。現在はシンガポールをはじめ、インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム・ミャンマー・フィリピン・カンボジアの計8カ国に進出をし、東南アジア最大の配車アプリサービスとなっています。

Uberの東南アジア事業を買収したことでも知られています。

また、日本の大手バイクメーカーのヤマハや大手自動車メーカーのトヨタなどからUSD150millionの出資を受けており、日本のバイク・自動車メーカーとの連携もしっかりとっています。

 

9. Tokopedia

インドネシアで最も勢いのあるECサイトの一つです。

2009年にWilliam Tanuwijaya氏とLeontinus Alpha Edison氏によって設立されたオンラインショッピング事業です。

品揃えが多く、日用品や家具、家電、医薬品まで幅広く探すことができるため、インドネシア版”Amazon”として人気を誇っています。

こちらも過去に、サイバーエージェントやソフトバンクが出資をしています。

 

8. Go-Jek

Go-Jekは2010年に創業されたインドネシアの配車アプリサービスです。

配車サービスのほか、フードデリバリーや清掃代業など約20もの様々なサービスを提供しています。

急成長を遂げ、今やインドネシアになくてはならないサービスとなりました。昨年ベトナムとシンガポールでの運用が開始され、今後はタイとフィリピンにも展開を予定しています。

最近では三菱商事が出資を発表しました。

 

7. UC Browser

インドネシアでよく利用される、中国発のブラウザです。

アリババ傘下のUCWebが展開しているAndroid用ブラウザで、インドネシアではGoogleのChrome(クローム)よりも人気があります。

メモリ使用量が少ないことや作動が軽いことなどが人気の理由のようです。

 

6. Facebook Messenger

Facebookのメッセンジャーアプリです。

インドネシアではFacebook利用者が非常に多いため、Facebookメッセンジャーも併せて利用する人が多いようです。

 

5. Line

日本では最もよく使われているSNSですが、インドネシアでは最もポピュラーというわけではありません。

とはいえ、人口が多いため利用者数も多く、LINEはインドネシアを主要4か国のうちの一つとしています。(主要4か国:日本、タイ、台湾、インドネシア)

 

4. Shareit

中国発のファイル転送アプリで、電話やPC、タブレットなど様々なデバイスから、写真や動画などを別のデバイスに共有できます。

 

インドネシアだけで80%以上の利用者を占めるほどインドネシアではポピュラーなアプリとなっていますが、日本ではほとんど聞くことがないのではないでしょうか。

 

3. Instagram

世界的に人気なアプリですが、インドネシアでも非常に人気が高く、インドネシア人の利用率は約30%、利用者にして6,200万人ほどが利用しています。

現在、日本で最もフォロワーが多いアカウントは約900万フォロワーですが、人口が多いインドネシアでは最大約2000万人ものフォロワーを有するアカウントも発生しています。

 

2. Facebook

おなじみのSNSアプリです。インドネシアのFacebook利用率は約60%で、人数にして約1.3億人ものユーザーがいます。

インドネシアでも“若者のFacebook離れ”といった言葉があるようですが、それでもまだまだ利用者が多く人気のアプリとなっています。

 

1. Whatsapp Messenger

インドネシアで最もアクティブユーザー数が多いアプリはWhats Appです。

Whats Appはインドネシアでメジャーなコミュニケーションツールで、インドネシア人からは略してWA(ウェーアー)と呼ばれています。

インドネシアでビジネスをされる方、渡航予定がある方などはWhats Appメッセンジャーをダウンロードしておくと便利かもしれません。

Whats Appがインドネシアのビジネスシーンでもポピュラーであることについては過去のコラムでもご紹介しましたのでぜひご覧ください。

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SNSについてご紹介した記事も、よろしければ併せてご覧ください。

 

ちなみに、日本におけるアクティブユーザー数が最も多いアプリトップ10は以下の通りです。

順位 アプリ名
 LINE
 Twitter
 Facebook
 Instagram
 Yahoo Japan
 Yahoo Japan Weather
 Amazon
 Yahoo Japan Transit
 MCDONALD’S Japan
10  Emotion Keyboard By 10 Inch

弊社では、インドネシアにおいてSNSを利用したPR・セールスのサポートや、日本国内でのインドネシアのSNS事情に関するセミナーの開催実績が多数ございます。

ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

本記事の出典:Hootsuite, The Global State of Digital in 2019 Report,(2019年7月12日閲覧)
https://hootsuite.com/pages/digital-in-2019

株式会社インドネシア総合研究所
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Tel: 03-5302-1260

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