【コラム】インドネシアにおけるインターネットとSNSの利用状況

インドネシアでは携帯電話やスマートフォンの所有率が増加し、インターネットの利用率も増加しています。

HootSuiteのレポートによると、インドネシアのSNS利用人口は1.5億人、利用率でみると56%に上ります。

日本と比較をしてみると、日本のSNS利用人口は7800万人、利用率61%となっており、利用率でみると日本の方が高いですが、利用人口で見ると人口差もあり、日本のSNS利用人口の倍近い数字となっており、インパクトが大きいことが伺えます。

 

■ SNS大国インドネシア

東南アジアではSNSが非常に人気であり、「SNS大国」とも呼ばれる国はいくつもあります。では一体、実際にどのくらい利用されているのでしょうか?

インドネシアの近隣諸国と日本のインターネット利用時間とSNS利用時間を見てみましょう。

インターネット利用時間 SNS利用時間
日本 3時間45分 36分
インドネシア 8時間36分 3時間26分
フィリピン 10時間2分 4時間12分
タイ 9時間11分 3時間11分
マレーシア 8時間5分 2時間58分
ベトナム 6時間42分 2時間32分

 

日本と比較してもインターネットやSNSの利用時間がけた違いに長いということが一目で分かります。

東南アジアの国々では、インターネットの利用時間のうち30~40%程度がSNSの利用のようです。

 

インターネットでの検索ワード

インターネット上では、インドネシアの人々はどのようなワードを検索しているのでしょうか?

2018年におけるインドネシアでのGoogle検索ワードランキング上位20件は以下の通りとなっています。

順位 検索ワード
1  Video
2  Google
3  Translate
4  Download Lagu(訳:曲のダウンロード)
5  FB
6  MP3
7  Gambar(絵、写真)
8  YouTube
9  Facebook
10  Cuaca(訳:天気)
11  Google Translate
12  YT(YouTubeの略)
13  Streaming
14  Togel(訳:宝くじ)
15  You
16  TV
17  Download MP3
18  Piala Dunia(訳:ワールドカップ)
19  Bola(訳:サッカー)
20  Instagram

インドネシアでは、動画や音楽、またそれに関連するなどがよく検索されているようです。

また、サッカーに関連するワード(Piala Dunia/ワールドカップ、Bola/サッカー)も2つランクインしており、サッカーの人気が高いことが伺えます。

ちなみに、2018年の日本でのGoogle検索ワードランキング上位20位は以下の通りです。

順位 検索ワード
1  天気
2  東京
3  ヤフー
4  マンガ
5 ニュース
6 Youtube
7 モンスト
8 映画
9 楽天
10 野球
11  まとめ
12  京都
13  Yahoo
14  ユーチューブ
15  イオン
16  ツイッター
17  ラーメン
18  Amazon
19  アマゾン
20  Twitter

インドネシアの検索ワードトップ20と異なり、日本のランキング上位には地名や食べ物の名前が入っていますね。国による相違点や共通点などもあります。

 

いかがでしょうか。

日本はもちろん、インドネシアにおいても、今やインターネットやSNSの活用はプロモーションやマーケティングに欠かせないツールとなっていますが、インドネシアと日本では、インターネットとSNSの利用状況が少し異なることが分かります。

 

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本記事の出典:Hootsuite, The Global State of Digital in 2019 Report,(2019年7月12日閲覧)
https://hootsuite.com/pages/digital-in-2019

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260

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