【コラム】インドネシアで活用されるインスタグラムコマース~後編~
前回のコラムでは、インドネシアのインスタグラム利用者数の多さや、小売業者を潜在顧客が直接フォローしているという状況など、ビジネスとしてのチャンスが大きいことについてご紹介いたしました。
後編の本記事では、実際にインスタグラムコマースがどのように使われているのか事例をご紹介いたします。
インスタグラムコマース例
以下はインスタグラムコマースの実例です。
Batik KulturではECサイトを持たず、Facebookやインスタグラムを媒体にして製作したバティックモチーフの衣服を販売しています。
Batik Kulturについては過去にコラムでご紹介したことがございますので、よろしければ併せてご覧ください。
https://www.indonesiasoken.com/news/fashion_show_hannou/
https://www.indonesiasoken.com/news/facebook-commerce/
@batikkultur
一般的に、インスタグラムでの販売はメッセージアプリのWhatsAppを併用して販売のやり取りが行われます。
わざわざホームページを開設しなくてもインスタグラムの投稿とメッセージアプリの利用で販売ができるため、個人でアカウントを作って販売している人も多いようです。
弊社スタッフの知人女性も、教師をしながら子供用のおもちゃをインスタグラムで販売していました。
インスタグラムで売られる様々な商品
インスタグラムでは様々なアイテムが販売されています。いくつか見ていきましょう。
①車、バイク
②ゲーム内のアイテム
③猫
この他、残念な事例にはなりますが、インスタグラムを通じて「赤ちゃん」が売買されるという事件も起こっています。
2018年10月、インスタグラムを通じて赤ちゃんが売買され、ブローカーと22歳の母親を含む4人が逮捕される事件が起きました。
犯人グループによると、赤ちゃん一人あたりに対し、1500万~2000万ルピアで販売していたそうです。
出典:https://www.liputan6.com/tekno/read/3664877/instagram-jadi-lapak-jual-bayi-di-surabaya
ストーリー機能で宣伝
インスタグラムには、24時間経つと投稿が消える「インスタグラム ストーリー」という機能があります。
商品販売アカウントはこれを上手く活用して、定期的に商品を宣伝しています。
インドネシアのインスタグラムユーザーは平均の約2倍ストーリー機能を使用しているそうで、ストーリー機能の活用は非常に有効な手段と言えます。
参考:https://jakartaglobe.id/news/instagram-45-million-users-indonesia-largest-asia-pacific/
今回、前後編に渡ってインスタグラムコマースについてご紹介しましたが、Facebookコマースもインドネシアでは一般的です。
SNSはもはや個人が楽しむ媒体としてだけではなく、インドネシアではビジネスシーンにおいても非常に大きな存在感を示しています。
また、「まずは公式サイトやECサイトを開設する」といった日本の一般的なやり方とは大きく異なるため、インドネシアでの販路開拓のためには現地流のやり方を把握する必要があります。
弊社ではSNS運営代行やプロモーションの実績が多数ございますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
株式会社インドネシア総合研究所
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