【コラム】インドネシアでアニメーターになるには
インドネシアでも日本のアニメやディズニー映画が観られます。また、タブレット端末やペンタブレット(通称「ペンタブ」)の普及に伴い、デジタルイラストを描くインドネシア人も増えつつあります。本コラムではインドネシアにおいてアニメーターになる方法をご紹介します。なお、インドネシアにおける日本のアニメについてはこちら(https://www.indonesiasoken.com/news/about-japanese-anime/)をご覧ください。
日本でアニメーターになるには
まず、比較対象として日本の場合をご紹介します。これまでは専門学校で技術や知識を習得した後、アニメ制作会社に就職するのが一般的でした。しかし近年では大学や短大でアニメーション制作を専門的に学べる学部・学科が増えつつあります。アニメーション技術を習得しながら大卒・短大卒の学位も得られるのが魅力です。
芸術系の大学だけではなく、メディア芸術に特化した私立大学でもアニメーション制作を学べる学部や学科があるようです。また、大学で4年間学んで卒業すると、学士(芸術)の学位を取得できる大学が多いようです。
参考サイト
https://shingakunet.com/searchList/ksl_daitan/jl_ed010/jm_ec150/js_e1291/
インドネシアでアニメーターになるには
日本と同様に、アニメーション技術を学べる大学が増えてきました。多くは学部・学科名にデジタルコミュニケーションやビジュアルデザインなどを冠しているようです。その先駆けとなったのがインドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校(Institut Seni Indonesia Yogyakarta、通称「ISIジョグジャ」) Fakultas Seni Media Rekam(レコーディングメディア芸術学部)です。
元々は写真や映画、テレビ放送など、記録媒体を通して表現する芸術を学ぶ
学部でしたが、短大プログラムにアニメーション技術を学べるコースを2012年に設立しました。その他にもバンテン州タンゲランにあるヌサンタラマルチメディア大学(Universitas Multimedia Nusantara)もあります。大学で4年間学んで卒業し、取得できる学位はS.Tr. Anim (Sarjana Terapan Animasi:アニメーション応用学士)だそうです。
もちろんインドネシアでも大学に進学せず、SMK(専門高校)に進学してアニメーション技術を学ぶこともできます。
参考サイト
https://edukasi.kompas.com/read/2022/02/25/164900171/tertarik-jadi-animator-ini-jurusan-kuliah-yang-cocok?page=all
https://www.kompas.com/edu/read/2022/05/29/185700171/referensi-ppdb-ini-5-smk-jurusan-animasi-yang-karyanya-mendunia?page=all
ISIジョグジャ短大とインドネシア総研
弊社インドネシア総合研究所はISIジョグジャ短大アニメーションプログラムと共同でアニメ制作会社を立ち上げました。コンテンツ配信が主な事業内容です。ここでキャリアを積んで日本への就労も視野に入れております。
弊社では、インドネシアにおける日本文化や日本語教育への関心の調査など、様々な分野の調査やサポートを行っております。
また、皆様のインドネシア進出支援も行なっておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。
株式会社インドネシア総合研究所
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