【インドネシアの米】生産量と輸入量と消費量について
インドネシアは、中国、インドに次ぐ、世界第三位の米の生産国です。
東南アジアで最大の米の生産国ですが、一方で消費量も多い国であり、一部輸入に頼っています。
インドネシア政府は、米の増産を積極的にサポートしています。
今回は、インドネシアの米についてまとめました。
インドネシアの米の生産量と輸入量と消費量の推移
インドネシアの米の『生産量』、『輸入量』、『消費量』の2004年~2015年までの推移をグラフにしています。
引用: https://oryza.com/news/rice-news
青い棒が、インドネシアの米の生産量です。
赤い棒が、インドネシアの米の輸入量です。
緑の線が、インドネシアの米の消費量です。
この推移データからわかるように、インドネシアでは、2007年には、はじめて自給達成しています。
(※青い棒が、緑の線を上回っている)
インドネシアが米の生産を大幅に増産できた理由
肥料助成金による政府のサポート
インドネシアの米の増産の背景には、肥料助成金など政策的なサポートが功を奏したと考えられます。
肥料助成金は2003年は8000億ルピア程度でしたが、インドネシア政府は、肥料助成金を増やし、2010年には18兆ルピアもの肥料助成金を設定しています。
これにより、米農家が肥料を使うことで、安定した米作りができるようになったと考えられます。
農業機械による政府のサポート
またインドネシア政府は、2016年には、テーラー(耕運機)や、バインダー(収穫機)や、ハーベスター(脱穀機)など、米作りに必要な農業機械、約10万台を米農家に購入支援しています。
これらの政府主導による支援により、米の生産効率をあげられていることで、米の増産に貢献していると考えられます。
インドネシアの農業についての相談
インドネシアの農業は、近年特に注目されており、日系企業からの問い合わせも多くなっています。
インドネシア総研では、2017年8月に『インドネシアのコメ流通事情』というセミナーを開催しましたが、インドネシアの農業に対するビジネスチャンスを模索している日系企業は増え続けていると感じています。
インドネシア総研では、インドネシアの農業について、業界のキーマンとのパイプを活かし、様々な情報やノウハウがあります。
インドネシアの農業について、気になることがございましたら、お気軽に相談ください。
株式会社インドネシア総合研究所
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