2022年7月21日〜7月27日 インドネシアヘッドラインニュース
2022年7月21日(木)から7月27日(水)にインドネシアであった出来事をダイジェストでお伝えします。
ジョコ大統領来日
7月27日(水)、ジョコウィドド大統領がイリアナ夫人と共に来日し、午前10:30に岸田総理と会談及びワーキング・ランチを行いました。この会談で
(1)海上保安分野における協力の推進。
(2)防衛交流を含む安全保障協力の一層強化。
(3) ジャカルタ都市高速鉄道やパティンバン港の整備等インフラ整備の協力。
(4) インドネシアの防災分野を後押しするため日本側からの円借款供与の方針伝達。
(5) プサンガン水力発電所の完工に向けた円借款供与をはじめとする気候変動・エネルギー分野での日本側からの協力の確認。
(6) インドネシアが日本産食品に対する輸入規制を全て撤廃したことに対する岸田総理からの謝意表明。
(7) 自動車産業、食料、スタートアップ分野等の協業・投資や、環境など各分野での協力強化への賛同。
以上の7項目が二国間関係における今回の成果です。
また、午後4時頃には天皇皇后両陛下がジョコ大統領夫妻と御会見になりました。天皇陛下は2015年に来日された大統領ご夫妻に皇居の東御苑をご案内されたことも語られました。その時、皇居内で一緒にヒレナガニシキゴイに餌を与えたことに触れられた天皇陛下は「コイは今でも元気です」とジョコ大統領にお伝えになりました。
このヒレナガニシキゴイは、魚類学者でもあられる上皇陛下のご発案でインドネシアにいるヒレナガゴイと日本のニシキゴイを交配させて生まれたものです。弊社インドネシア総合研究所も、日本とインドネシアそれぞれの長所を掛け合わせたリサーチコンサルティング会社であり続けます。日本人スタッフが皆さまのご要望を丁寧にお伺いし、お客様それぞれに最適なソリューションをご提案します。そしてインドネシアの各分野の秀でたノウハウを持つ現地スタッフが生の最新且つ適格な情報をお届けします。
写真は外務省HP (https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/id/page1_001243.html)より転載
参考サイト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/id/page1_001243.html
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%81%AF%E4%BB%8A%E3%81%A7%E3%82%82%E5%85%83%E6%B0%97%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%8D-%E5%A4%A9%E7%9A%87%E7%9A%87%E5%90%8E%E4%B8%A1%E9%99%9B%E4%B8%8B%E3%80%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E5%A4%AB%E5%A6%BB%E3%81%A8%E9%9D%A2%E4%BC%9A/ar-AA101Vqf
ルフット海事・投資担当調整大臣、日本への投資を呼びかけ
ジョコ大統領とともに来日したルフット海事・投資担当調整大臣は7月27日(水)、東京で開催されたビジネスフォーラムで講演しました。その中でルフット大臣は「インドネシアの政策は原材料輸出から電気自動車といった付加価値製品輸出へと変化しつつある。対インドネシアビジネスは、その対象となる分野が変化している。」と述べました。カリマンタン島ヌサンタラへの首都移転に伴い、現在の首都ジャカルタがあるジャワ島以外でもインフラ及び工業開発を積極的に推進する方針や、それらの開発を特定の国に依存する意向は無いこと、新首都予定地のカリマンタン島がインドネシア投資における「ゲームチェンジャー」になるであろう旨を明らかにしました。
弊社コラム「人と企業は別!?のんびりしていないインドネシアビジネス(https://www.indonesiasoken.com/news/column-hitotokigyo/)」でもご紹介しましたが、インドネシアではビジネスの意思決定が日本より速いです。そして、ルフット大臣も日本企業に対して俊敏な決断と早期参入を呼びかけています。
参考サイト
https://asia.nikkei.com/Politics/International-relations/Indonesia-s-Jokowi-calls-for-Japan-investment-in-EVs-new-capital
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220727/k10013738491000.html
カリマンタン島への首都移転に伴い、新首都開発はインドネシア進出を目指す各国企業にとっては絶好の機会です。しかし、インドネシアは日本と異なる商習慣や意思決定プロセスがあります。
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