【インドネシア日本語学校だより】2025年1月号

弊社インドネシア総合研究所は、インドネシアで特定技能・技能実習の人材を育てる日本語学校を運営しております。この学校だよりでは、先生から皆さまへ、それぞれの日本語学校の様子をご紹介しております。
◆今月の学校①:SUENAMI学校(場所:インドネシア、バンドン市)
タイトル:アクティビティーを通して学ぶ(アルビーメソッド)
弊社ではアルビーメソッドと称し、それぞれのLPKの学校で午前中は座学(文法、読解、聴解、作文)、午後に体を使ったり、実際に体験したりしながら語彙を増やす活動を行っています。
SUENAMIスクールでは学生の健康と体力の維持、向上のためジムの設備が整っています。先生方はジムトレーナーのように、日本語だけでなく、それぞれの器具の指導も出来ます。また、生徒たちは合気道を通じて、「お礼」と「あいさつ」、攻撃ではなく相手の力をよける形を体に身につけながら、日本語だけでなく、日本文化を学びました。


◆今月の学校②:TERAKOYA TOKYO(インドネシア、チブブール)
MANPOWER (インドネシア、バンドン)



2024年12月の調理実習(久留見先生撮影)TERAKOYA TOKYO
タイトル:衛生と安全 調理実習を通じて
学生達に「どんな日本の食べ物が食べたい?」と尋ねると、80%の学生が「カレーライス」と答えます。今回はそんな学生の要望に答えて日本人の方に野菜の切り方の名称も教えてもらいながら、TERAKOYA TOKYOと MANPOWERの2校で調理実習を行いました。
まず、調理を行う前に衛生と安全の観点から、ヘアキャップ、手袋、マスク、エプロンを着けてもらいました。食品に異物が混入しないように、腕時計やピアス、ネックレス、マニキュアや、香水なども、食品の安全はまずは自分の身なりからという基本事項を徹底して調理の前の準備を行いました。手洗いも、爪から手首まで行います。調理をしている最中はこまめにテーブルを拭き、使った包丁やまな板、トレーを放置せずに、洗うようにしました。
日本語での野菜の切り方は難しく、覚えにくいため、学生達は切り方の紙を見ながら作業をし、学生同士で調理後も繰り返していました。
出来上がったカレーは日本のハラルの辛口のカレールーです。牛肉を使った野菜たっぷりのカレーに学生達は大満足していましたが、TERAKOYAの学生もMANPOWERの学生も「全く辛くない」と日本人との辛みを感じる味覚の差に驚いていいました。



2024年12月の調理実習(スタッフ撮影)MANPOWER
今月の学校便りは、いかがでしたでしょうか?
弊社インドネシア総合研究所は、インドネシア人人材が日本への渡航前にインドネシアで質の高い教育を受けて準備を行うことが重要だと考え、2021年よりインドネシアにおける学校設立支援事業、学校運営事業を行っています。
インドネシアでの学校設立や、インドネシア人材の受け入れにご興味のあるかたは、弊社までお気軽にご連絡ください。



