【コラム】金曜日の出社はバティックで!

皆さんはバティックを持っていますか?

インドネシアに行ったことがある方、働いたことのある方は、一度はバティックを着た経験があるのではないでしょうか。

以前こちらの記事ではバティックのトレンドを紹介しました。

バティックは現在でも老若男女問わず着用され、フォーマルなシーンだけではなく、日常的にも着用されています。

今回の記事では「バティックの日」についてご紹介いたします。

 

 バティックの日

2009年10月2日、バティックはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

このことを記念して、政府は10月2日を「バティックの日(Hari Batik Nasional)」と制定しました。

そのため10月2日には毎年沢山の人がバティックを着ている様子が見られます。

またこの日にはインスタグラムでも、#haribatiknasionalというタグで多くのインドネシア人がバティックを着用して投稿しています。

 

毎週金曜日はバティックを着用

毎週金曜日はバティックの着用が推奨されており、多くの人がバティックを着て会社や学校へ行きます。

2015年、公務員に対し金曜日にバティックや地域の伝統衣装を着用することが定められました。

これが民間企業にも波及し、金曜日にバティックの着用を指定する会社が増えてきています。

バティックは愛国心を表現するファッションとなっており、職場だけでなく、セレモニーなどでも一般的に着用されるようになりました。

 

バティックを着ると特典が!

バティックの日や金曜日には、バティックを着用している人に対し、「1つ買うと1つ無料」や「◯%オフ」といった特典を設けているお店が見られます。

ちなみに、インドネシアではこういった特定のイベントに参加した人に対するプロモーションがよく行われます。

例えば、選挙の日には、投票したことを示す小指についたインクを見せると同じような特典が得られます。

服以外にもバッグや小物としてアレンジしているブランドも増え、また大手ファッションブランドとコラボをするなど、老若男女問わず注目を集めているバティック。

「毎週金曜日=バティックの日」はインドネシアで定着しつつあり、以前はインドネシアの人々の間で「古臭い」というイメージがあったバティックも、今ではインドネシア人の愛国心、アイデンティティを示すものと大きく変容しているのです。

金曜日にインドネシアに滞在することがあれば、ぜひバティックを着用してみてくださいね。

 

株式会社インドネシア総合研究所
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Tel: 03-5302-1260

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