【コラム】インドネシア人にヒアリング!日本のイメージとは?

一般的にインドネシアは親日国だと言われています。弊社の日本人スタッフが出張などでインドネシアを訪れる時も現地の方から日本に関する話をよく聞くようです。

今回のコラムでは、実際に日本のどのような点が好まれているのかを分析していきたいと思います。

■アンケート概要
○回答者(45名)
・性別:男性(17.8%)、女性(82.2%)
・年代:10-19歳(4.4%)、20-29歳(35.6%)、30-39歳(26.7%)、40-49歳(31.1%)、50-59歳(2.2%)
・職業:学生(13.3%)、会社員(71.1%)、起業家(4.4%)、フリーランス(2.2%)、主婦(8.8%)
○回答期間:2018年11月28日~11月30日
○データ収集方法:オンライン上でアンケートを作成し、インドネシア総研のジャカルタオフィスに勤務するスタッフが知り合いにリンクを共有し、回答を入手。

 

目次

アンケート結果紹介

一般

Q1. 日本は好きですか?

Q2. 日本が好きな理由を教えて下さい

豊かな文化があり、娯楽のバラエティーも豊富である 伝統文化が維持されている一方、清潔で整っているという現代的な側面も持ち合わせている
日本は発展しており、他国の見本となっている 自然、歴史的建造物、現代建築が融合している
アニメ作品が豊富である テーマパークやアイドルが有名
有名な観光地がたくさんある 日本製品や日本のお土産に親しんできた
日本人の性質やマナーが気に入っている  四季がある

 

Q3. インドネシアでは日本のどのような部分が有名ですか?

 

Q4. どのようにして日本について知りましたか?

(分析)

本アンケートの回答者の大部分は日本が好きだと回答しています。

日本を知ったきっかけはアニメやゲームなどのサブカルチャーだけではなく、文化や歴史なども主なきっかけとなっているようです。

日本の「技術」や「日本人とビジネスをした」という理由は日系企業がインドネシアに進出し、現地で事業展開を行っていることが影響しているのではないでしょうか。

 

日本食と日本製品に対するイメージ

Q5. 日本食についてどう思いますか?

Q6. 日本製の車についてどう思いますか?

Q7. 日本製家電についてどう思いますか?

 

Q8. 日本のファッションブランドについてどう思いますか?

(分析)

インドネシア人にとって、日本製品は「高価」であるという印象もあるものの、それ以上に「品質の良さ」や「普及している」といったイメージの方が強いことが分かりました。

既に都市部を中心として浸透している日本食の味や、日本車・日本製家電・日本のファッションブランドの品質の高さがインドネシア人の信頼を勝ち取っていると言えるでしょう。

 

 

日本のビジネスに対するイメージ

Q9. 日本人/日本企業と仕事をしたことがありますか?

Q10. 日本のビジネスについてどう思いますか?

(分析)

インドネシア人にとって、時間・期限厳守、ルールが多い、報告の義務が必要であるという日本のビジネススタイルは大部分の人にとって「厳しいビジネス環境」であるように映るようです。

日本企業や日本人もインドネシア人と仕事をする上では彼らが日本のビジネス慣習に慣れていない点を十分に考慮した上で、臨機応変に対応することが重要となってきます。

インドネシア人との働き方についてはこちらの記事でも紹介しておりますので是非併せてご覧ください。

【コラム】インドネシア人の働き方 前編

【コラム】インドネシア人の働き方 後編

 

観光目的地としての日本

Q11. 日本に旅行したいと思いますか?

Q12. 日本に旅行したい理由を教えて下さい

(分析)

近年、インドネシアから日本へ観光に来る人の数が急速に増加しています。

○訪日インドネシア人観光客
2017年 352,330人
2016年 271,014人
2015年 205,083人
2014年 158,739人
2013年 136,797人

日本政府観光局、訪日外客数(年表)国籍/月別 訪日外客数(2003年~2018年)より

上記の表から見てわかるように、過去5年間で訪日インドネシア人の数は2.5倍程度に増加しており、インドネシア人の間で日本が人気の観光目的地となってきていることが分かります。

SNSの利用率が高いインドネシアではFacebookやInstagramに日本を旅行した時の写真を載せられ、インターネットから拡散された情報に心をつかまれた人々が観光に来るというサイクルが生まれています。

今後はインバウンド面も大きな可能性が秘められていると言えるでしょう。

まとめ

今回は首都圏に暮らすインドネシア人を中心に簡単なアンケートに回答してもらいましたが、総括すると下記のポイントが挙げられます:

1 日本・日本の製品については好意的な印象
2 日本のビジネススタイルは厳しいと思われている
3 インバウンドも期待できる

インドネシアへの進出をご検討の方、インドネシア人に関係したインバウンド事業をお考えの方には興味のある内容だったのではないでしょうか。

実際に進出をご検討の際は、焦点を絞りより掘り下げてマーケットを理解する必要がございます。

弊社ではより大規模なアンケート調査(定量調査)やより深く意見を聞くフォーカス・グループ・ディスカッション(定性調査)を実施するが可能ですので是非ご気軽にお問い合わせ下さい。

(調査についてはこちらの記事もご参照下さい)

 

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260

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