【コラム】第3回アジアパラ競技大会が閉会しました
2018年10月6日から13日の間、インドネシアのジャカルタとボゴールにて第3回アジアパラ競技大会が開催されました。
アジアパラ競技大会は、障がい者選手のための国際スポーツイベントとして4年ごとに開催されており、2010年に中国の広州で最初に開催され、第2回は韓国で行われました。
今回のアジアパラ競技大会では、過去最多の43カ国・地域から約3000人の選手が18競技582種目に参加したようです。
ちなみに、先日実施されたアジア大会の様子はこちらの記事でご紹介しました。
アジアパラ競技大会は障がい者にとって特別な大会です。
選手にとってだけでなく、一般の人々もこのイベントを楽しみにしており、歓迎の意を込めて首都ジャカルタでは、住宅街の壁などに絵が描かれました。
ちなみに今回の大会マスコットはモモ(モチベーションとモビリティ)というキャラクター。
ジャカルタ特別州のマスコットであるシロガシラトビ(Elang bondol)がモチーフとなっています。
アジアパラ競技大会のマスコットの“モモ”(モチベーションとモビリティ)
国別のメダル獲得数の内訳
2018年のアジアパラ競技大会で、インドネシアのメダル獲得数は世界5位でした。
実施競技はアーチェリー、陸上競技、バドミントン、ボッチャ、自転車、チェス、ゴールボール、柔道、ローンボウルズ、パワーリフティング 、射撃、水泳、テンピンボウリング、卓球、シッティングバレーボール、車いすバスケットボール、車いすフェンシグ、車いすテニスでした。
メダル獲得数上位ランキングは下記の通りです。
出典:アジアパラ競技大会公式サイト https://asianparagames2018.id/en/
インドネシアが好成績を残した協議
インドネシアの選手が多くメダルを獲得した競技はチェス、陸上競技とバドミントンでした。
チェスは今回のアジアパラ競技大会で競技されたのが初めてです。
競技別で獲得したメダル数は、次のグラフの通りです。
出典:アジアパラ競技大会公式サイト https://asianparagames2018.id/en/
メダリストの賞金額
金メダルを獲得した選手は15億ルピア(約1100万円)の賞金を得ました。
そして、銀メダルと銅メダルを獲得した選手のボーナスはそれぞれの金額は5億ルピアと2億5千万ルピアです。
アジアパラ競技大会の選手が得た賞金は、先に行われたアジア大会の賞金額と同じです。
アジアパラ競技大会の成功
インドネシアでのアジアパラ競技大会の実施は、選手や公式参加国から高い評価を受けているようです。
先日のアジア大会も成功に終わり自信を付けたインドネシア。
2032年のオリンピック開催国争いから目が離せません。