【コラム】インドネシアの都市について

インドネシアの都市の中で、首都のジャカルタや観光地であるバリは日本の皆様にもよく知られていますが、その他にも大きな都市が沢山あり、それぞれの都市の魅力は様々です。
今回は、インドネシアの都市についてご紹介していきます。

インドネシアで住みよい都市

インドネシアの都市の中で、快適さ、安全面、公共施設の充実などを基準に、住みよいとされている都市をいくつかご紹介します。

ボゴール（西ジャワ州）

バンドン（西ジャワ州）

バンドンは西ジャワ州の州都であり、インドネシアの第三の都市です。
ジャカルタから車で約３時間の場所にあります。
標高が高く避暑地としても知られており、１年を通して非常に過ごしやすい気候です。
ヨーロッパ様式の建築物や、おしゃれなカフェも多く芸術の町と言われています。
また、20以上の大学が存在する学園都市でもあります。
鉄道も通っていて、インフラも整備されており非常に魅力的な住みよい街です。

参考WEBサイト：https://www.rumah123.com/panduan-properti/membeli-properti-88923-kota-terbaik-di-indonesia-untuk-tempat-tinggal-id.html

マラン（東ジャワ州）

マランは東ジャワ州にあり、東ジャワ州の中で二番目に大きい都市です。
平均気温が22℃〜25℃と涼しく、過ごしやすい気候です。
大都市ほど街が騒がしくはなく、静かで過ごしやすいのもマランの特徴です。そういった点からマランの不動産は非常に人気があるようです。

住みよいとされている都市は涼しくて過ごしやすい場所が多く、熱帯気候のインドネシアにおいては、住むうえで涼しさが住みよさの重要な要素となっていることが分かります。
その他に住みよい都市の基準として重要なのはインフラや大学等の公共施設の充実度であると言えます。

インドネシアで人口が多い都市

続いて、インドネシアで人口が多い都市をご紹介します。

1位：ジャカルタ

首都であるジャカルタは、インドネシア国内で最大の人口を誇ります。
ジャカルタの面積は、664.01km2で東京23区と同じくらいの面積で、人口は約1056万人です。
高層ビルが立ち並ぶ大都会ですが、現地の人は公共交通機関ではなく、バイクや車を利用するため、渋滞が至る所で発生しています。
また、2019年にMRTが開通しましたが、渋滞はあまり緩和されておらず、更なる交通面でのインフラの整備が必要な都市でもあります。

2位：ブカシ

ブカシは、ジャカルタ周辺地域のジャポベタデックに属し、ジャカルタから車で約40分の場所にあります。（渋滞時は、更に時間がかかります。）
人口は、約308万人とインドネシアで２番目に人口が多い都市です。
面積は210.49 km2で、最も人口が多いジャカルタと比較すると面積も人口も約3分の１となります。
ブカシの人口が多い理由としては、この都市の労働者の最低賃金が高いことが挙げられます。
また、ジャカルタからも近く短期間で人口が増加した都市でもあります。

3位：スラバヤ

インドネシア第二の都市と言われるスラバヤの人口は約290万人で、インドネシアで3番目に人口が多い都市です。
面積は350.54 km2と人口2位のブカシより面積は広い都市です。
スラバヤは商業都市として知られ、日本企業も多く進出しています。
また、街の中心部には大きな高級ホテルショッピングモールが立ち並びインフラも整っています。
スラバヤは貿易の中心地として栄えたため、多くの民族が暮らしており、ここで様々な民族の文化に触れることができるのもこの都市の特徴の一つです。

上記で人口の多い都市3都市をご紹介しましたが、住みよい都市と、人口が多い都市は一致していないことが分かります。
また、インドネシア国内で人口一位の首都ジャカルタは、人口が増え続け交通渋滞が酷いことが国全体で問題視されています。
このまま交通渋滞が続くと経済的損失が大きいことを懸念し、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は首都を移転することを決定しました。
首都移転についてはこちらのコラムをご確認下さい。

インドネシア総合研究所

2020.08.20

【コラム】インドネシア首都移転先の東カリマンタン州PPUとクカルについて

https://www.indonesiasoken.com/news/column-capitalrelocation

インドネシアの大統領、Joko Widodo氏は、2019年８月26日にインドネシアの首都をジャカルタからカリマンタン島の東カリマンタン州、プナジャム・パセル・ウタラ（Penajam Paser Utara県、以下、PPUと省略）とクタイ・カルタヌガラ（Kutai Kartanegara県以下、クカルと省略）に移転する予定を発表しました。現在ジャカルタは人口密度が高く、交通渋滞がひどいことは世界的にも有名ですが、インドネシア運輸省によると、2019年時点でジャカルタはアジアで最も交通渋滞がひどい都市ワースト10の一つに入り、交通渋滞による経済損失は65兆...

人口が一都市に集中すると、様々な問題が発生するため、インフラや公共施設を整え一つでも多くの都市を住みよくすることが必要です。

今回紹介した都市はインドネシアの数ある都市のほんの一部ですが、都市によってそれぞれ素晴らしい特徴があります。
また、インドネシアへ進出する際は、其々の都市の特徴を知ったうえで戦略を立てる必要があります。
特に進出を予定している都市の不動産価格、労働者の賃金、インフラの整備状況はこれからインドネシアで事業を始められる皆様にとってはとても重要な位置づけとなります。

弊社では、インドネシアのジャカルタに現地を置き、様々な地域とのパイプがあるため、皆様のニーズ合わせた都市への進出のサポートが可能です。
また弊社ではインドネシアへの進出を予定されている皆様を各進出予定地域の要所への案内、その土地ならではの留意すべきポイントをアドバイスさせて頂きます。また、その土地のビジネス上の要人とのお引き合わせをさせて頂く事も行っております。
インドネシアへの進出等についてのご質問やご相談がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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