【コラム】インドネシアのチケアス自然学校が学校レベルで初のリバースベンディングマシンを導入

環境保護に向けた学校での本格的な取り組みが、インドネシアのボゴールにあるチケアス自然学校によって実施されています。チケアス自然学校は環境を非常に重視しており、2025年5月初旬から、インドネシア・シャリア銀行(BSI)と提携し、インドネシアにおいては学校レベルで初めてリバースベンディングマシン(RVM)を導入しました。これは、使用済みのペットボトルを口座残高に変換できる高度な機械です。
これまでインドネシア・シャリア銀行のプラスチックATMプロジェクトは、主にスラバヤ工科大学(ITS)やインドネシア大学の職業学校などの高等教育機関で展開されてきましたが、チケアス自然学校はインドネシアで初めてこのATMを小中学校に導入し、環境保護だけでなく、金融リテラシーを幼少期から実践的かつシンプルな方法で学ぶ教育エコシステムを構築する試みを開始しました。
ペットボトルで貯蓄残高を獲得
リバースベンディングマシンは、ペットボトルの廃棄物を回収し、利用者の口座に貯金として反映する機械です。チケアス自然学校では、生徒、教師、保護者が簡単で清潔、かつ現代的な方法でペットボトルを投入することができます。ボトルを機械に挿入すると、利用者のインドネシア・シャリア銀行口座に直接リンクされた残高が反映されます。
この機械はペットボトルのみ受け付けが可能ですが、廃棄物の種類を限定することで、プログラムの焦点が明確になり、管理もしやすくなります。教育面でも、特に幼少期からゴミの正しい分別習慣を身につけることが可能になります。

学校コミュニティの肯定的な反応と熱意
この取り組みは開始からまだ1週間ほどですが、チケアス自然学校のコミュニティからは非常に高い関心と熱意が寄せられています。この学校の保護者や生徒たちは、この機械の導入を歓迎しており、家庭のプラスチック廃棄物を管理する実用的で楽しい手段として評価されています。また、このプログラムには、日常の小さな習慣から貯蓄の概念を学ぶという教育的価値もあります。
リバースベンディングマシン導入以前から、チケアス自然学校はインドネシア総合研究所ジャカルタオフィス(IRIJ)と連携しており、IRIJは自然に基づいた教育アプローチを学ぶため、日本から学生の定期的な受け入れも支援しています。また、チケアス自然学校が所有する建物の一部には弊社が運営代行を行っている日本語学校である「LPK TERAKOYA TOKYO」が設立されており、両者の連携は国際協力と異文化間交流を促進する包括的な教育機関としての地位を高めています。
環境に配慮した学校のイメージ強化


リバースベンディングマシン使用の様子
チケアス自然学校にとって、この取り組みは長期的な環境教育の一環です。同校はこれまでにも、環境保護キャンペーン、ごみ分別の定着、植樹プログラムなどを定期的に実施してきました。今回のリバースベンディングマシン導入により、自然を大切にする世代を継続的に育てる学校としてのブランドイメージがさらに強化されることになるでしょう。
このような取り組みにより、チケアス自然学校は環境配慮型の学校というアイデンティティを強化するとともに、イノベーションとテクノロジーを活用して持続可能な価値観を支援し、生徒の人格形成にも寄与しています。
このプログラムはまだ初期段階にありますが、機械の活用を最大化するため、学校全体への啓発活動が進められています。現在は導入段階のため具体的な課題はまだ明らかになっていませんが、学校、保護者、生徒の間で示された熱意を踏まえ、この取り組みが持続可能なプラスチック廃棄物管理の大きなムーブメントへと発展することが期待されています。
インドネシア現地の視察、現地教育機関との提携などにご興味のある方は、ぜひお気軽に弊社までお問合せください。



