【コラム】インドネシアを拠点とする主要な航空会社と就航状況

島国に住むインドネシアの人々にとって、飛行機での移動は欠かせません。
そのため、インドネシアには多くの航空会社が存在しております。
今回は、インドネシアを拠点とする航空会社と日本への就航状況についてご紹介します。

インドネシアを拠点とする主要な航空会社

インドネシアを拠点とする主要な航空会社とその特徴は以下の通りです。

ガルーダインドネシア航空(Garuda Indonesia)

写真:O-DAN https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/aIJePX9lBfA

ガルーダインドネシア航空はインドネシアの国営航空会社で、インドネシアを拠点とする航空会社の中で唯一のレガシーキャリアです。
インドネシアのWEBメディアGood Statsの調査によると、ガルーダインドネシア航空はインドネシアで一番人気の航空会社です。
ガルーダインドネシア航空の航空券は他のLCC(ローコストキャリア)と比較すると割高ですが、LCCと比較すると、座席が広くサービスも充実していることが人気の理由として考えられます。
また、ガルーダインドネシア航空は、日本にも就航しており現在は以下のルートで運行しています。

・成田空港↔︎デンパサール空港(バリ)
※直航便、経由便
・羽田空港↔︎スカルノハッタ空港(ジャカルタ)
※直航便
・関西空港↔︎デンパサール空港(バリ)
※直航便
・関西空港↔︎スカルノハッタ空港(ジャカルタ)
※直航便

関西空港発の便については、現時点(2023/03/09)では2023年3月26日以降運休予定となっております。
運行を再開している路線もありますが、新型コロナウイルス の影響で国際線需要が減り運休を余儀なくされているようです。

参考WEBサイト:https://www.garuda-indonesia.com/jp/ja/news-and-events/202302_02

シティ・リンク(Citi Link)

写真:O-DAN https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/08KCSQoN4dY

シティ・リンクは、インドネシアのスラバヤを拠点とする格安航空会社で、上述のガルーダインドネシア航空の子会社です。
インドネシア国内のみならず、国外(シンガポール、マレーシア、東ティモール)を含む48の地域に就航しています。
このシティ・リンクは、親会社のガルーダインドネシア航空に続き、インドネシアで二番目に人気のある航空会社ですが、日本への就航はしておりません。

参考WEBサイト:https://www.citilink.co.id/en/charter/

ライオン・エア(Lion Air)
ライオン・エアは、インドネシアのジャカルタを本拠地とする航空会社で、民間のインドネシアの航空会社の中では最大規模です。
インドネシア国内、インドネシア国外(マレーシア、ベトナム)を含む36以上の地域に就航しています。
格安航空であるため、航空券を安く購入することもできる点や、就航している地域や便が圧倒的に多いため、利用者が多い航空会社です。
しかし、ライオン・エアは飛行機の遅延や欠航が多く、Bounce社が実施した2022年版のエアラインインデックスでの評価は悪かったです。これらの欠点から利用を躊躇する人もいるようです。
ライオン・エアは、日本への就航はしておりません。

参考WEBサイト:https://www.indonesialove.com/lionair-10/
https://www.lionair.co.id/home

バティック・エア(Batik Air)

バティック・エアは、上述のライオン・エアの子会社の格安航空会社で、インドネシア国外を含む50の地域に就航しています。
バティック・エアは格安航空会社でありながら、フルキャリアサービスを提供しており、格安航空会社では珍しく、全座席にモニターがついており機内食も無料で提供しています。
バティック・エアの「バティック」は、インドネシアの伝統的な布「バティック」に由来しており、機体はバティック模様のインドネシアらしいデザインとなっています。
バティック・エアインドネシアは日本には未だ就航していませんが、同じくライオン・エアの子会社であるマレーシアのバティック・エアマレーシアは去年の12月に成田空港へ就航が開始されました。

参考WEBサイト:https://www.batikair.com/en/
https://www.malindoair.com/promo/Hello-Tokyo

スリウィジャヤ・エア(Sriwijaya Air)
スリウィジャヤ・エアは、本拠地はインドネシアのスマトラ島、また主なハブをスカルノハッタ空港とし、インドネシアの国内、国外(マレーシア、東ティモール)を含む53の地域に就航しています。
日本には就航していませんが、インドネシアで広く知られている格安航空会社です。

参考WEBサイト:https://www.sriwijayaair.co.id/

その他、アダム・エア(Adam Air)、ウィングス・エア(Wings Air)、スシ・エア(Susi air)、トリガナ航空(Srigana Air)など、インドネシアには多くの航空会社が存在しています。

参考WEBサイト:https://goodstats.id/article/5-maskapai-penerbangan-pilihan-masyarakat-indonesia-fBxTb
https://phinemo.com/5-maskapai-penerbangan-terbaik-di-indonesia-yang-aman-dan-nyaman/
https://www.goodnewsfromindonesia.id/2021/05/26/mengenal-sepak-terjang-5-maskapai-terbaik-indonesia-dan-beragam-jenis-layanannya

今回のコラムでは、インドネシアの主要な航空会社と日本への就航状況についてご紹介致しました。
上述で紹介した航空会社の中で、日本へ就航しているのはガルーダインドネシア航空だけですが、インドネシア国内を移動する際はその他の航空会社に乗る機会もあるかと思います。
その際は、航空会社の特徴をよく理解して飛行機を選択することが大切です。

また、インドネシアで国内線の飛行機が遅延をすることは日常茶飯事であるため、国内を飛行機で移動する際は、スケジュールに余裕を持ってお出かけ頂くことをお勧めいたします。

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