【コラム】インドネシアの最新住宅デザインのトレンド

人生の多くの時間を過ごすことになる家の設計は、私たちにとって大事な選択です。そして、家の設計やデザインなどは、時代や地域ごとの特性や家族形態に合わせて変遷しています。日本では近年、環境保護の観点からサスティナブルなデザインや建材を用いた家、IoTを活用した家などが流行していますが、インドネシアでもこのような傾向がみられます。最近弊社では住宅に関するさまざまなコラムを発信しておりますが、今回はインドネシアの最新の住宅デザインの流行に関して、建物、間取り、建材などについてお伝えいたします。

参考:
https://iezukuri-business.homes.jp/column/housing_design#5d2823ba94093152f4000417-1614325564444

インドネシアで流行している建物のデザイン


【インダストリアルでミニマルなデザイン】
インダストリアルとは「工業的」という意味ですが、2021年頃からインドネシアで流行し始めた建物のデザインです。インダストリアルデザインの外観は非対称で、木材、金属、アルミニウム、リサイクル素材が建材に使用され、それらの材料を無加工のまま用いるのも特徴です。リサイクル素材を用いることから、建設費用を節約することができることがメリットです。

【窓の大きな家】
窓の大きな家もインドネシア住宅のトレンドです。窓が大きいことにより太陽光が取り入れやすくなり、家が広く見えやすいというメリットがあります。また、新鮮な空気を大量に入れることができるため、空気循環が盛んになり部屋の空気を清潔に保つことができます。太陽光を多く取り入れることにより、日中の電気代を節約しやすいという点もメリットです。

【間仕切りの少ない家】
部屋と部屋の仕切りが少ない家も流行しています。通常はリビングルーム、ダイニングルーム、キッチンは独立した部屋として区切られていることも多いですが、これらの仕切りを取り払うことにより、オープンキッチンやオープンスペースの面積を増やします。間仕切りを少なくすることで家を広く見せ、空気の循環を改善することができます。また、エネルギー効率も良いため、サスティナブルなデザインであるといえます。

参考:
https://www.rumah.com/panduan-properti/desain-rumah-37893
https://gardens.id/5-ide-desain-rumah-tahun-2022/

インドネシアで流行している家の間取り

インドネシアには住宅の面積ごとに間取りがあり、中間層向けの住宅は21、36、45、54、60タイプで、70、120タイプやそれ以上の住宅は高級住宅に分類されます。ここでは中間層向けで人気のタイプを3つ紹介します。
【21タイプ】

出典:https://www.rumah.com/panduan-properti/7-macam-tipe-rumah-favorit-orang-indonesia-15308

21タイプの住宅はインドネシアで開発されている住宅で最小単位のもので、住宅のサイズは3×7メートルで面積は21平方メートルです。このタイプの家は通常、オープンな車庫、寝室2部屋、キッチン、ダイニングあるいはファミリールームとしての多機能ルーム、バスルーム1部屋で構成されています。このタイプの住宅は価格が安く、メンテナンスコストも安く抑えられます。また、住宅需要の高まりもあることから、長期的な不動産投資で利益を得られることが見込め、このタイプの不動産は投資家にも人気です。

参考:https://www.rumah.com/panduan-properti/7-macam-tipe-rumah-favorit-orang-indonesia-15308

【36タイプ】

出典:https://www.rumah.com/panduan-properti/denah-rumah-type-36-30474

36タイプの家はインドネシアで最も多い住宅のタイプです。1階建てや2階建ての階層、部屋の配置など間取りのバリエーションも豊富で、最も多くのの選択肢があります。出費を抑える必要があり、多くの部屋を必要としない若年層のファミリーに適した家のタイプです。このタイプの家は60-72平方メートルの土地に建てられます。通常は寝室2部屋、主寝室と子供部屋の間にバスルームがあります。

参考:https://www.rumah.com/panduan-properti/rumah-type-36-32704

【45タイプ】

出典:https://www.rumah.com/panduan-properti/15-ragam-pilihan-denah-rumah-minimalis-26366

45タイプの住宅は、通常72-96平方メートルの土地に6×7.5メートルの寸法で建てられます。寝室2部屋、バスルーム1部屋、リビングルーム1部屋から構成されており、上で紹介した2つの住宅よりも庭や駐車場を広々と使えます。中間層のファミリーに人気の住宅で、不動産投資家からも人気の住宅タイプです。

インドネシアで流行している建材・住宅設備


【IoT住宅(スマートホーム)】
IoT(Internet of Things)は日本語で「モノのインターネット」と訳される言葉です。モノがインターネットを通じて接続し合うことを指します。これを住宅に応用することはインドネシアでも流行しています。施錠や照明、水道や電気までインターネットを用いて家の外からでも管理することができます。IoT住宅は利便性が高いだけではなく、エネルギー効率も向上します。

【サスティナブルな素材】
世界中で地球温暖化への関心は高まっていますが、インドネシアの人々も環境に配慮した家や建材に着目しています。藁(わら)、土、竹や、麻の繊維を石灰と混ぜたヘンプクリートなどが注目されています。特に藁や固めた土は、建材として使用することで涼しさを感じることができるため、熱帯にあるインドネシアでは住宅用の建材として適しています。

参考:https://www.bramblefurniture.com/journal/material-rumah-ramah-lingkungan/
https://www.rumah.com/panduan-properti/desain-rumah-37893


今回のコラムでは、インドネシアで人気の住宅デザイン、間取り、建材に関してお伝え致しました。インドネシアでも日本の場合と同様にサスティナブルで環境に配慮した住宅に人気があることはお分かり頂けましたでしょうか。また、中間層ファミリー向けの住宅で人気の高いタイプには不動産投資の対象となっているものもあり、今後の不動産需要の動向にも目が離せません。弊社インドネシア総合研究所は有力な地元の業者をはじめ大手ディベロッパーと親密な提携関係があります。「Blue Lake on Red Ocean」(=競合の激しい地域からこの様に出てくる高利回りの住宅用地案件)を投資家の皆様にご案内することができます。
そしてその土地の関係者(地主、ディベロッパー、建設業者等)との強い協力関係を築き、まさに1億円程度の元手でインドネシアに「街」を作る事ができるのです。
住宅等への投資にご興味がある投資家の皆様はぜひ弊社までお問合せくださいませ。

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-6804-6702

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