【コラム】インドネシアの人気オンライン学習プラットフォーム

2023年5月19日

インドネシアにおけるオンライン学習市場は毎年拡大を続けており、それに伴い様々なオンライン学習プラットフォームが存在しています。
今回のコラムでは、インドネシアの人気オンライン学習プラットフォームについてご紹介します。

参考WEBサイト：https://www.statista.com/outlook/dmo/eservices/online-education/online-learning-platforms/indonesia

インドネシアの子供から学生向けオンライン学習プラットフォーム

以下は、インドネシアで広く利用されている子供から学生向けのオンライン学習プラットフォームです。

Ruangguru（ルアングル）

ルアングルは、インドネシア最大のオンライン学習アプリのプラットフォームです。
登録者数は2023年5月時点で、約2,200万人を超え、教師の数は約30万人に及びます。
サービス対象は、幼児教育から高校生向けと幅広く、提供しているサービスはバーチャル教室での授業や、サブスクリプションで学べる動画サービス、大学入試に特化したプログラムなど様々です。
新型コロナウイルスの影響による学校閉鎖の際、インドネシア国内の学生に向けてオンライン授業を無料で配信したことでも話題になりました。
2023年5月時点のおおよその費用は、高校生対象のビデオ学習で、Rp 649,000（約5,900円）/年〜となります。

参考WEBサイト：https://www.ruangguru.com/

Quipper（クイッパー）

2010年に元DeNAの渡辺雅之氏によってロンドンで設立されて以来、日本、インドネシア、フィリピン、メキシコでオンライン学習アプリを提供しています。
現在はリクルートに買収され、リクルートの傘下でサービスを提供しています。
Quipper Indonesiaは中学生から高校生を対象とし、ビデオ学習や、オンライン個別指導などのサービスを提供しています。
その他、インドネシア各地で50を超える地域と提携し、オンライン学習の支援も行っています。
2023年5月時点のおおおよその費用は、Ruangguruと同じく高校生対象のビデオ学習でRp 649,000（約5,900円）/年〜となります。

参考WEBサイト：https://www.quipper.com/id/

Zenius Education（ゼニウス　エデュケーション）

Zenius Educationは、小学生から高校生を対象のオンライン学習コンテンツを提供しています。
有料コンテンツに加え、80,000本の自宅学習用の動画を無料で提供しています。
新型コロナウイルスでインドネシア国内の学校が休講となった際には、自宅で学習ができる無料の学習コンテンツを提供し、コロナ禍の子供や学生の学習をサポートしました。
また、動画を視聴する際に、WhatsAppなどの様々なプラットフォームを通して、先生や保護者とも学習動画を共有することができます。

参考WEBサイト：https://www.zenius.net/

インドネシアの大学生から社会人向けオンライン学習プラットフォーム

以下は、インドネシアで広く利用されている大学生から社会人向けのオンライン学習プラットフォームです。

Pinteria（ピンテリア）

Pinteriaでは大学生、社会人向けのオンライン授業を提供しています。
プログラミング、デジタルマーケティング、金融、言語などのジャンルを学ぶことができます。
1時間から受講可能で、おおよその費用はRp55,000（約514円）〜となります。

参考WEBサイト：https://pintar.co/tentang-kami

Glints ExpertClass（グリンツエキスパートクラス）

シンガポールの人材会社が提供しており、ウェビナーや、ワークショップへの参加を通して、人材、マーケティング、金融などの専門的な知識を身に付けることができます。
専門的な知識を身に付けた後は、人材会社が提供している求人より、職探しをすることも可能です。
インドネシアをはじめとし、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、台湾で展開しています。

参考WEBサイト：https://glints.com/id/lowongan/situs-belajar-online/#.ZFZuJezP0bk

Udemy（ユーデミー）

Udemyでは、動画学習を通して学ぶことができる世界的に有名なオンライン学習サービスです。
日本でも利用されており、世界75言語に対応しています。
デザイン、プログラミング、マーケティングを始め、写真や音楽について様々な専門的な知識を学ぶことができます。

参考WEBサイト：https://www.udemy.com/id/

インドネシアでは、子供向けから社会人向けまで様々な学習プラットフォームが利用されていることがわかりました。

新型コロナウイルスの影響で、オンライン学習の認知度が上がり、今後もインドネシアのオンライン学習市場は拡大していくと予想されます。
インドネシアで、教育系のビジネスを展開する際は、オンライン学習市場の動向を注視する必要があると言えます。

弊社では様々な分野でインドネシア進出のサポートや、調査などを行なっております。
セミナーの開催や講師派遣なども行っておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。

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