【コラム】インドネシアで人気の家電メーカー
皆様は家電製品を購入する際、その商品を生産したメーカーを確認して購入することがあると思います。
日本では家電製品を購入する際は、日本国内のメーカーの製品を好む人が多いですが、インドネシアでの人々の家電選びにはどの様な傾向があるのでしょうか。
今回は、インドネシアで人気のある家電メーカーをご紹介します。
インドネシアで人気のある国内の家電メーカー
インドネシア国内の家電メーカーは以下の通りです。
Miyako(ミヤコ)
Miyakoは日本企業の様な社名ですが、実はインドネシア国内資本のメーカーです。
この会社は1970年に設立されて以来お手頃な価格で人気のある家電メーカーです。
主に炊飯器、ミキサー、アイロンが有名です。
その他に、東南アジアで欠かせないウォーターサーバーやコンロ、オーブントースターなど家電製品の中でもキッチン家電を中心に販売しています。
Cosmos(コスモス)
Cosmosもインドネア国内資本の家電メーカーです。
1976年に設立されて以来、インドネシアの主要メーカーとして、安定した人気があります。
キッチン家電をはじめ、扇風機や、ウォーターサーバーなどを販売しています。
中でも炊飯器、扇風機、アイロンが人気です。
Maspion(マスピオン)
Maspionもインドネシア国内資本の家電メーカーで、海外60か国へ展開をしている大手企業です。
インドネシア国内5か所に生産工場があります。
冷蔵庫、扇風機、炊飯器、エアコン、コンロ、アイロン、ウォーターサーバーなど様々な種類の製品を生産しています。
また、この会社の商品は家電の他に、鍋やフライパンなどのキッチン用品にも人気があります。
インドネシアで人気のある海外の家電メーカー
インドネシアで人気のある海外資本の家電メーカーは以下の通りです。
LG(エルジー)
LGは韓国資本の家電メーカーです。
インドネシア国内資本のメーカーの製品よりは値段が高いですが、比較的品質が良いことで人気を集めています。
テレビをはじめ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などがインドネシアの人々に人気があります。
Samsung(サムスン)
SamsungもLGと同じ韓国のメーカーです。
スマートフォンブランドとしてもインドネシアで人気が高いですが、この会社は電化製品にも人気があります。
テレビ、掃除機、電子レンジ、洗濯機、エアコン、空気清浄機と幅広い製品を販売しています。
この会社の製品は故障が少ない点や、インドネシア国内各地に店舗があるため購入がしやすい点も人気の理由です。
Philips(フィリップス)
オランダ資本のフィリップスは、インドネシアでも有名です。
価格帯はインドネシア国内メーカーと比較すると価格は高価ですが、品質の良さや最大2年間の長期保証がついている点が人気の理由です。
照明機器、ミキサーの他にベビー用品も販売しており、これらの商品も人気が高いです。
SHARP(シャープ)
日本のメーカーであるシャープの製品も、インドネシアでも販売されています。
中でも冷蔵庫は昔からよく使われており、その他に洗濯機やテレビなどは、富裕層の人々に人気があります。
Panasonic(パナソニック)
日本資本のメーカー、パナソニックの製品も、インドネシアで販売されています。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、ドライヤーなど日本と同様に様々な製品が販売されています。
エアコンや冷蔵庫は、他のインドネシア国内製品や韓国の製品と比べて、とても高価であるため、高所得者の限られた消費者層で存在感があります。一般家庭ではドライヤーやミキサーなどの製品に人気があります。
参考WEBサイト:https://productnation.co/id/28037/produk-panasonic-terbaik-indonesia/
国内メーカー、海外メーカの値段の違い
インドネシアには国内・海外の家電製品メーカーが存在しますが、消費者価格については全体的にインドネシア国内メーカーの製品が価格的には手頃に購入することができます。
海外メーカーの中でも韓国製の製品は他の海外メーカーの商品と比較すると、安い価格で購入できます。
そして、日本の製品については品質が良い反面、価格が高いため、富裕層の人々が購入する傾向にあります。
かつて日本製品は「安くて長持ちする」とインドネシアの人々に親しまれていましたが、現在では値段が上がり、一般の家庭で日本製品を選ぶ人の数は減少傾向にあります。
今後インドネシアで中間所得層以上の人口が増えると、日本製品の様な高価でも品質の良い商品に消費者の注目が集まる可能性もあります。
参考WEBサイト:https://www.pinhome.id/pinhome-home-service/insight/merk-elektronik-terbaik/
https://ajopiaman.com/merek-elektronik-rumah-tangga-terbaik/
https://www.tokopedia.com/blog/peralatan-rumah-tangga-hlv/?utm_source=google&utm_medium=organic
https://bp-guide.id/AXr2Rgvr
今回のコラムでは、インドネシアで人気のある家電メーカーについてご紹介しました。
インドネシアの市場で利益を確保するには、これからの消費者の動向を注視した価格設定が重要であることがわかります。
また、インドネシアは停電が多く、日本と比較すると、冷凍庫がある家庭は比較的少なくて、食べ物はその日に買ったものを全て消費する家庭が多いです。
また屋台で出来立てのものを買うことが多いため、食材を温める電子レンジを持っている家庭も少ない状況です。
インドネシアで日本の製品を販売する際は、このようなインドネシアの生活スタイルや環境を考えることも大切であると言えます。
弊社インドネシア総合研究所では、ジャカルタに現地法人があるため、現地の最新情報をお伝えすることが可能です。
また、これからのインドネシアへのビジネス展開をなさる皆様にとって、日本とインドネシアのマーケットの違いを認識しながら、インドネシアビジネスならではの戦略が不可欠となってきます。その様な皆様に、弊社の「インドネシア進出コンサルサービス」や「事前の市場調査」「現地パートナー候補先のご紹介と同行」等のサービスを提供させて頂き、皆様のこれからのインドネシアビジネスを成功に導きます。また、その他様々な分野における皆様のインドネシアビジネスをサポートさせていただきます。
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