【コラム】インドネシアで人気のコーヒーチェーン店

イスラム教徒が約90%を占めるインドネシアでは、アルコールを飲まない代わりにコーヒーを飲む機会が多くあります。インドネシアでは老若男女問わずコーヒーが親しまれていますが、特にジャカルタなどの都市部では若者を中心にコーヒーショップがトレンドとなっており、若者のライフスタイルの一部にもなっています。
そのため、インドネシア国内には多くのコーヒーショップが存在しており、2019年までにインドネシア国内のコーヒーショップの数は2,950店舗以上に達しています。
今回のコラムでは、インドネシアで人気のあるコーヒーチェーン店についてご紹介していきます。

インドネシアのコーヒーの消費量

インドネシア国内のコーヒー消費量は、年間で13.9%も増加しており、インドネシア国内のコーヒー消費量は、世界平均の8%も上回っています。
また、コーヒーを飲む場所としては、インドネシアの若者はワルンという昔ながらの食堂よりコーヒーチェーン店を好む人が多い傾向にあります。

インドネシアのコーヒー事情については、以下コラムよりご確認ください。

関連コラム:インドネシアのコーヒー事情とコロナの影響


関連コラム:インドネシアのコーヒー事情

参考WEBサイト:https://akurat.co/capai-800-outlet-ini-5-merek-kopi-dengan-gerai-terbanyak-di-indonesia

インドネシアのコーヒーチェーン店

以下は、インドネシアで人気のあるコーヒーチェーン店です。

Janji Jiwa(ジャンジジワ)

Janji Jiwaは、インドネシアで一番大きいコーヒチェーン店で、2023年4月時点で、インドネシア国内100都市に900店舗以上を展開しています。
2019年にオープンして以来、驚異的なスピードで拡大し、インドネシアで一番の店舗数を誇ります。
お手頃な価格でコーヒーを楽しむことができるためインドネシアの若者に人気があり、公式Instagramのフォロワー数は2023年4月時点で56.7万人にも及びます。
ドリンクメニューは、Rp15,000~Rp30,000(約135円〜270 円)の価格帯で提供されています。

参考WEBサイト:https://jiwagroup.com/id/brand/detail/1/JanjiJiwa

Starbucks(スターバックス)

日本でもお馴染みのスターバックスは、インドネシアでも広く展開されています。
2002年にインドネシアのジャカルタで1店舗目をオープンして以来、インドネシアで22都市、326店舗に広がっています。
また、東南アジアで展開されるスターバックスの中で、ドライブスルーの店舗をオープンしたのは、インドネシアのチカランが1店舗目でした。

インドネシアにある他のコーヒーチェーンに比べると価格帯は高く、一番安いドリンクでもRp26,000〜(約234円)と、インドネシア国内では高級なコーヒーチェーン店に分類されています。

参考WEBサイト:https://www.starbucks.co.id/about-us/our-heritage/Starbucks-in-indonesia
https://www.julo.co.id/blog/harga-starbucks-ini-dia-11-menu-dengan-harga-di-bawah-50k

Kopi Kulo(コピクロ)

2017年にオープンして以来、2023年4月時点でインドネシア国内に250店舗を展開しています。
お洒落なパッケージや、豊富なメニューでインドネシアの若者に人気を博しており、公式Instagramのフォロワー数は2023年4月時点で16.5万人に及びます。
コーヒー以外に、アボカドとミルクで作ったドリンク「Avocatto」が人気です。
また、価格帯もRp15,000(約135円)〜Rp27,000(約243円)とお手頃であることも人気の理由です。

参考WEBサイト:https://kulogroup.com/kedaikopikulo/

J.CO Donuts&coffee

J.CO(ジェーコ)という愛称で親しまれている「J.CO Donusts&Coffee」は、上記で紹介したコーヒーチェーンとは異なり、ドーナッツやフローンズヨーグルトなどコーヒ以外の商品にも力を入れています。
また、ショッピングモールの中に入っているコーヒーチェーン店として、知られています。
インドネシア国内だけでなく、香港、シンガポール、フィリピン、マレーシア、サウジアラビアに進出しており、海外展開にも力を入れているコーヒーチェーン店です。

参考WEBサイト:https://www.jcodonuts.com/id/en/stores

Kopi kenangan(コピクナンガン)

2017年にオープンしたKopi Kenanganは、1億9,600万ドルの資金調達をしたスタートアップ企業です。
多くの資金を調達し、短期間でインドネシア各地に店舗を広げています。
現在は、既に850店舗以上を展開しており、若者を中心に人気があります。
可愛く写真を撮りたくなるカップのデザインで、コーヒにタピオカやゼリーを入れるアレンジが可能であったり、コーヒーの他にパンやハンバーガーなどのフードメニューも豊富なことがインドネシアの若者に人気の理由です。

参考WEBサイト:https://kopikenangan.com/outlets

EXCELSO(エクセルソ)

EXCELSOは、1991年にオープンしたインドネシアで一番老舗のコーヒーチェーン店です。
インドネシア30都市に、126店舗を展開しています。
また、インスタントコーヒーも販売しており、インドネシアのスーパーマーケットでも購入することができます。

参考WEBサイト:https://www.goodnewsfromindonesia.id/2021/03/28/inilah-6-merek-kopi-dengan-gerai-terbanyak-di-indonesia
https://akurat.co/capai-800-outlet-ini-5-merek-kopi-dengan-gerai-terbanyak-di-indonesia

今回ご紹介したコーヒーチェーン店以外にも、インドネシアには多くのコーヒーチェーン店が存在しています。
インドネシア国内でコーヒーの消費量並びに生産量が伸びているのも、以前と比較しコーヒーチェーン店で手軽にコーヒーを楽しむことができるようにいなったことが一つの要因ではないでしょうか。

また、インドネシアのコーヒーチェーン店では、アプリを活用した注文の導入など、IT化が進んでおり、今後の取り組みからも目が離せません。

弊社インドネシア総合研究所では、ハラル対応も含めインドネシアの食文化の背景を考慮し、現地でのビジネスのサポートや、サービスを提供させて頂きます。
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