【ニュース】株式会社Cygamesとソロ市で行われたイベントに参加しました

11月8日(水)、ソロ市庁舎にて、若者の教育とエンパワーメントを行うYayasan Masyarakat Indonesia Emas(YMIE)が、若者を対象としたイベント「Pemuda Bikin Beda」を開催し、弊社インドネシア総研も後援として参加させていただきました。

Pemuda Bikin Bedaとは、若者たちが変化を起こすという意味のインドネシア語です。若者のクリエイティブ産業におけるエンパワーメントを目指し、トークショーやブース展示、バザー、カラオケやコスプレイベントなどの様々なプログラムが実施されました。一日でのべ800名以上の若者がイベントに参加したほか、YMIEを中心に、中部ジャワ地域の名門大学の学長らや政府関係者が集まり、会場は熱気に包まれました。

今回このイベントには、日本を代表するゲーム会社である株式会社Cygamesと、日本とインドネシアの投資の架け橋を担う弊社株式会社インドネシア総合研究所が後援として参加しました。Cygames様は以前よりインドネシア進出に関してお手伝いをさせていただいており、今回もブース運営などを弊社の現地スタッフが担当させていただきました。またトークショーではCygamesインドネシア駐在事務所代表の鈴木氏と共に弊社代表のアルビーも登壇し、インドネシアと日本のクリエイティブ産業の今後などについてお話しさせていただきました。

Cygamesの鈴木様からは日本のゲーム業界の歴史や将来性などについてのお話があり、会場に集まった300名の聴衆から熱心に質問が上がりました。また、Cygamesのブースには、次期副代表候補でジョコ大統領の長男である現ソロ市長ギブラン氏も訪れ、Cygamesの鈴木氏と会話されました。

Cygamesのブースを視察するギブラン氏(写真中央)

日本のアニメやゲームに親しんで育った若者も多いインドネシア。クリエイティブ産業は、そのマーケットの大きさから、高いポテンシャルを秘めていると言えます。2022年のインドネシア外務省の発表によれば、2021年のクリエイティブ産業の成長は同国GDPに4.50%寄与するまでに拡大しました。また、2022年のクリエイティブ産業部門の雇用者数は2,398万人で、2017年の1,640万人を大きく上回っています。

参考:https://www.eria.org/uploads/media/Research-Project-Report/RPR-2023-11/05_Chapter-1-Introduction.pdf (アクセス日:2023/11/13)

しかし、国内のゲームスタジオなど産業の担い手に着目すると、技術やスタジオ間のネットワークなど様々な面でまだまだ成長の余地があり、今後さらに若者の雇用促進や産業規模の拡大が求められています。ギブラン氏がCygamesのブースに関心をもって熱心に視察していた背景には、クリエイティブ産業活性化への地方政府の関心があると言えるでしょう。実際、Cygamesのような外資系の会社も、今後インドネシアのクリエイティブ産業でますますプレゼンスを拡大していく可能性が考えられます。

日系企業の進出というとどうしてもジャカルタをイメージしがちですが、今回のソロでのイベントのように、地方のイベントに参加することで、各地の大学や政府関係者とともに地方からムーブメントを起こしていくことも今後重要な戦略となってくるでしょう。
Cygamesが今後いかにインドネシアのクリエイティブ産業で存在感を発揮していくのか、注目が集まっています。

弊社インドネシア総合研究所では、インドネシアで事業展開をされる事業者の方々に、経営・事業戦略に関してさまざまな専門的知見からご提案をさせていただいております。
また、その他にもインドネシアの現地調査から、現地での会社設立など様々なサポートを行なっておりますので、ご関心をお持ちの皆様、是非お気軽にお問合せくださいませ。

株式会社インドネシア総合研究所
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