【ニュース】インドネシア・バンドンのサンガブアナ大学とMOUを締結しました
弊社インドネシア総合研究所は、2021年11月24日に、バンドン県にあるサンガブアナ大学(Universitas Sangga Buana)とMOUを締結しました。
サンガブアナ大学は金融・銀行教育財団(Yayasan Pendidikan Keuangan dan Perbankan:YPKP)の傘下にあります。
1968年の創立時は金融や銀行業務の知識を持った人材の育成に特化した専門学校でしたが、2006年に正式に大学になりました。
現在の学生数はおよそ5000人です。経済学部、工学部、行政コミュニケーション学部と三つの学部がありますが、大学構内に西ジャワ最大の地方銀行の寄付研究所があるなど、今も金融色が強く残っています。
今後、インドネシア総研とサンガブアナ大学は日本と西ジャワの企業や投資のハブとなり、定期的に日本企業の視察団を組んでインドネシアの優良企業とのマッチングを行います。
YPKPの代表理事であるRicky Agustiady博士は、西ジャワ大学事業者協会の常務理事でもあり、西ジャワ州の400もの大学との連携が可能です。
一方、弊社インドネシア総研は、日本で唯一のインドネシアに特化したシンクタンクとして、日本企業の考え方や、企業文化をコンテンツ化して西ジャワ州の学生に対して配信するとともに、インドネシアでの資格制度の設立を目指します。
スキルの開発はもちろん重要ですが、私たちは日本流の仕事に対する心構えを身につけることも重要だと考えます。
日本人のモノ作りの考え方を参考にしつつ、学生が自らのキャリアに生かせるような体制を整えます。
また、インドネシアでは大学卒業時の就職率が12%と非常に低いことから、日本の技能実習生、特定技能、特定活動(インターン)等を通じて、日本にかつてなかった大卒の技能実習生の送り出しも検討しています。
無論、技術・人文知識・国際業務ビザ取得を目指し、卒業生を仲介することもできますが、「現場を知る」という意味では、技能実習生や特定技能、インターンという制度で入ることは、実は今後のインドネシアにとっても有意義であると言えます。
今までは高卒の人材しか技能実習生の送り出しの対象になっていませんでしたが、基礎学力のより高い人材が日本に来ることは、両国の関係構築によい影響を与えると考えています。
MOU締結式の様子は、地元メディアでも取り上げられました。
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