【コラム】インドネシアの主要な空港

インドネシアには30の国際空港があり、国境を越える外国への移動を支えています。
特に、島国であるインドネシアにおいて空港は非常に重要な役割を果たしています。
今回は、インドネシアの主要な空港についてご紹介します。

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インドネシアの空港

日本には全部で97の空港が存在しますが、インドネシアにはその約4倍の合計367の空港が存在しています。
国土も広く島国であるインドネシアにおいて空港は欠かせない存在です。

数あるインドネシアの空港の中で、いくつか主要な空港をご紹介します。

スカルノ・ハッタ国際空港（ジャカルタ郊外）

インドネシアの首都ジャカルタ郊外に位置する国際空港です。
インドネシアにある空港の中で一番大きく、その敷地面積は2,555ヘクタール にも及びます。
年間最大4,300万人の収容が可能で、インドネシアの玄関口として多くの人に利用されています。
3本の滑走路と3つのターミナルがあり、現在4つ目のターミナルを建設中です。

空港には医療施設、ショッピングセンターセンター、高級レストランなど、様々な施設が備えられており、敷地の大きさやサービスの充実度ともにインドネシアで一番の空港です。

クルタジャディ国際空港（西ジャワ州）

インドネシアの西ジャワ州クルタジャディという地域に位置する、西ジャワ州最大の空港です。
敷地面積は1,800ヘクタール で、年間最大2,900万人の収容が可能です。
クルタジャディ空港は2018年に開校した新しい空港ですが、比較的利用者が少ないことで知られています。
利用者を増やすためこの空港から州都バンドンまで有料道路が開通予定で、有料道路が開通すると現在の移動にかかる所要時間が2時間から45分に短縮される予定です。
有料道路が開通されると、西ジャワ中心部までのアクセスが非常に便利になりそうです。

ハン・ナディム国際空港（リアウ諸島州）

インドネシアのリアウ諸島州バタム島に位置する国際空港です。
敷地面積は1,762ヘクタール で、年間最大500万人の収容が可能です。

ハン・ナディム国際空港には、インドネシア・東南アジアで2番目に長い4,025メートルの滑走路があり、大型航空機の離発着が可能です。
また、インドネシア、マレーシア、シンガポールを結ぶ貿易ルートでもあります。

メダン・クアラナム国際空港（北スマトラ州）

インドネシアの北スマトラ州メダン近郊に位置する国際空港です。
敷地面積は1,650ヘクタール で、年間最大800万人の収容が可能です。

また、メダン・クアラナム国際空港は2018年にインドネシアの経済開発加速化・拡大マスタープラン（MP3EI）の一環として建設された新空港で、かつてメダンのポロニア国際に就航していた民間定期便がこの空港に移行されました。
クアラルンプール、バンコク、ペナン、シンガポールなどへの国際線も多く飛んでおり、またスマトラ島、その周辺へ向かう人々のハブ空港としても利用されています。

ジョグジャカルタ国際空港

ジョグジャカルタ国際空港は、2020年に開港した新しい空港です。
インドネシアの中部ジョグジャカルタ特別州に位置し、ジョグジャカルタの中心地から約42km離れた場所にあります。
敷地面積は587ヘクタール あり、年間最大2,000万人の収容が可能です。
また、ジョグジャカルタ国際空港ができる以前に利用されていた空港は、中心地からのアクセスが良かったのですが、ジョグジャカルタ国際空港は中心地までのアクセスが悪いため、空港とジョグジャカルタ中心地を結ぶ鉄道が整備されました。

参考WEBサイト：https://www.cnbcindonesia.com/news/20230202110538-4-410343/dipangkas-jadi-15-ini-daftar-bandara-internasional-di-ri#:~:text=Jakarta%2C%20CNBC%20Indonesia%20%2D%20Indonesia%20memiliki,bandara%20dengan%20status%20bandara%20internasional.
https://www.kompas.com/properti/read/2022/01/05/210000021/daftar-lengkap-10-bandara-terbesar-di-indonesia-i?page=all

このように、今回紹介した空港はインドネシアの主要空港の一部ですが、インドネシアには各地に大きな空港があることが分かりました。
新型コロナウイルスが収束し、インドネシアへ出張にお出かけの際はこのような大きい空港をご利用になる機会も多いでしょう。

インドネシアには30もの国際空港がありますが、現在インドネシア政府はこの数を半分に減らす計画を立てています。
その理由のひとつには、国外との経済活動よりも、国内で経済を循環させていきたいという思惑があるようです。
国際空港の数が減ってしまうと、日本の皆様にとってはインドネシアへの輸送や移動について以前より不便になる可能性も考えられます。
インドネシアビジネスに携わる皆様におかれましては、今後は、インドネシア政府の空港についての施策を注視しておく必要がありそうです。

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