【ニュース】ジャカルタで開催されたTokyo Job Fairにて講演を行いました
先日インドネシアのジャカルタで開催されたTokyo Job Fairにて、弊社代表のアルビーがミニセミナーとして日本での働き方や価値観について講演させていただきました。
Tokyo Job Fairは、東京都が主催する海外での合同企業説明会で、東京に所在地を置く日本の中小企業と、海外在住の高度外国人材のマッチングの機会を提供しています。今年はインドネシアのほか、ベトナムでも既に実施され、今後タイ、インドでも実施予定です。
また、人材のマッチングの機会としてだけでなく、日本企業側には海外向けの企業PRのノウハウ提供や、ガイドブックの配布、外国人材側には日本企業の面接や働き方についてのレクチャーが実施されるなど、多角的なサポートが実施されています。
Tokyo Job Fair公式サイト
https://tcg.metro.tokyo.lg.jp/portal/
今回のインドネシアでの開催に当たっては、オフラインだけで1000人以上、オンラインではさらに参加登録があったとのことで、インドネシアの人々の日本での就労への関心の高さが表れていました。実際に、ミニセミナーでは立ち見が出るほどの盛況でした。
今回のミニセミナーは、インドネシア在住の芸人でインフルエンサー そこらへん元気さんとの対談形式で実施し、アルビーからは特に日本人の働き方と「生きがい」の価値観についてお話しさせていただきました。
アルビーがインドネシア人として日本で20年暮らし、ビジネスを行う中で見えてきた価値観は、参加者にも新鮮だったようです。実は近年、「生きがい」の概念について海外の著者による自己啓発本が出版されるなど、日本人の働き方や人生に対する価値観への関心が高まっています。
ともすると働きすぎ、といったイメージを持たれがちな日本ですが、日本ならではの価値観を伝えていくことで、日本企業における仕事の在り方、勤勉な働き方の意義が海外の方にもポジティブに伝わるのではないでしょうか。
ミニセミナー終了後は日本企業の面接についてのレクチャーとロールプレイなども実施され、アルビーも社員役として参加させていただきました。日本企業の面接には、マナーや服装、返答の仕方など様々なポイントがあります。インドネシア人にとっては初めて知ることが多く緊張しながらも、積極的にロールプレイに手を挙げる参加者の姿が目立ちました。
今回のTokyo Job Fairでは、主に日本文化や日本社会に関心のある高度外国人材が主に参加していましたが、今後高度人材以外にもインドネシア人材は、日本社会でますます重要になってくると考えられます。
近年インドネシアと日本の人材面での結びつきは深まっており、厚労省の調査によれば2022年の日本国内のインドネシア人労働者の数は7万7,889人で、前年同期比47.5%増と国別の伸び率では最も高くなっています。とりわけ、技能実習生や特定技能人材として来日するインドネシア人の数はますます増えており、今後幅広い業種でインドネシアからの人材を目にすることも増えてくるでしょう。
出典:厚労省HP「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30367.html (最終アクセス:2023/10/26)
弊社インドネシア総合研究所では、ジャワ島西部の都市バンドゥンにて、特定技能人材・技能実習生の送り出し機関を運営しております。
日本語はもちろん、日本での生活や職場でのマナーに至るまで教育することで、受け入れる日本企業側も、働く人材側も良好な関係で働ける環境づくりに貢献しております。また、日本語のレベルについても、全員日本語検定N4に合格してから送り出しています。近年では介護、食品加工をはじめとする様々な分野でインドネシア人材の雇用に関するお問合せをいただいております。同様の送り出し機関の新規設立についても弊社で支援させていただいております。
また、弊社では、渡航前の駐在スタッフの研修や、インドネシア人を迎え入れた日本企業、また在インドネシアの企業に対する異文化研修の実績もございます。
インドネシア人材の雇用や、インドネシアでの人材送り出し機関の設立に関して、ご興味がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせくださいませ。
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