【コラム】ジャカルタの高級住宅街エリア

インドネシアのビジネスでは「中間層」の拡大がよく注目されますが、実は「富裕層」も増加しています。

インドネシア全体でみると富裕層の割合は約8%程度ですが、ジャカルタでみると約30%にも上ると言われています。

インドネシアの富裕層はジャカルタ周辺に多く、そのためジャカルタでは富裕層向けの高級住宅街も栄えていますが、一体どのエリアが高級住宅街と言われているのでしょうか。

今回の記事では、ジャカルタで「高級住宅街」と呼ばれる地域をご紹介します。

 

目次

ジャカルタの「高級住宅街」

中央ジャカルタ

 メンテン(Menteng)

中央ジャカルタにあるオランダ植民地時代からのエリート地区で、緑が多い地域です。

ちなみに、アメリカのオバマ元大統領もインドネシアに住んでいた幼少時代、この地区に住んでいました。

 

南ジャカルタ

 ポンドック・インダー(Pondok Indah)

南ジャカルタにあり、芸能人や欧米人が多く住むエリアです。

中心にはゴルフ場「ポンドック・インダーG&CC(Pondok Indah Golf&Country Club)」があり、家族連れの日本人駐在員にも人気のエリアです。

 

 クマン(Kemang)

南ジャカルタにある駐在員が多く住むエリアです。

欧米人が多く、オシャレなカフェやバー、レストランが立ち並んでいます。

 

北ジャカルタ

 クラパ・ガディン(Kelapa Gading)

ジャカルタの北東部に位置するエリアです。

北ジャカルタのエリアは風水で龍の頭にあたる地域とされ、ビジネスに良いと考えられているため、華僑が多く住んでいます。

ただし、洪水が起こりやすいため、南ジャカルタに比べると家賃は低めです。

 

 パンタイ・インダー・カプック(Pantai Indah Kapuk :通称PIK)

北ジャカルタに位置し、こちらも華僑が多く住んでいます。

スカルノハッタ空港に近く、「ペーイーケー アヴェニュー(PIK Avenue)」というショッピングモールもできています。

 

東ジャカルタ・西ジャカルタの高級住宅街

とはいえ、高級住宅街かどうかは人によって感覚が様々ですので、上記はあくまで一例ですが、紹介した以外の地域にも、このような地域がいくつかあります。

西ジャカルタの「プリ・インダー(Puri Indah)」や、東ジャカルタの「プロマス
(Pulomas)」はその周辺地域よりも地価が高くなっています。

ですが、他の高級住宅街とされる地域に比べるとまだまだ低価格で住むことのできるエリアとも言われています。

 

高級住宅街の特徴

近隣にはモールやインターナショナルスクールどの高級住宅街の近くにもモールがあり、また、比較的高級路線のモールであることが多いです。

スーパーマーケットやベーカリーなどが含まれており、生活に必要な物が揃えられています。

また、傾向として、高級住宅街の近くには「インターナショナルスクール」が設立されていることが多いです。

仕事の都合やアクセスの良さからこういった地域へ住む場合もありますが、ジャカルタの高級住宅街には、驚くほど豪華な住宅が立ち並んでおり、視察に訪れた際に驚かれる方もいらっしゃいます。

 

インドネシアの富裕層は今後も増加していくことが見込まれているため、高級住宅街に住む富裕層をターゲットにしたビジネスにも大きなチャンスがあるといえます。

 

インドネシアでの事業を行う場合、ターゲット層や地域の事業性を調査・特定することは非常に重要なプロセスになります。視察や調査を入念に行うようにしましょう。

視察やFSについては実績を豊富に持つ弊社にお任せください。

 

株式会社インドネシア総合研究所
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Tel: 03-5302-1260

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