インドネシアの年末年始2025:イベント・移動動向まとめ

2025年も残りわずかとなりました。

年末年始は、忘年会・新年会で同僚や友人と集まったり、地元へ帰省して親族と過ごしたりと、日本人にとって1年の締めくくりと始まりを祝う特別な期間です。

インドネシアの年末年始はどのような様子なのでしょうか。

本コラムでは、インドネシアの年末年始に行われる主なイベントと、2025年の年末年始期間における国内移動状況についてご紹介します。

目次

インドネシア各地域での年末年始イベント

以下は、大晦日・新年にかけて実施される特徴的な行事の一例です。

ランタンフェスティバル(ジョグジャカルタ特別州コタグデ)

インドネシアの古都として知られるジョグジャカルタ特別州のコタグデでは、大晦日の午後から夕方にかけて、何千もの色とりどりのランタンが灯されます。

ランタンは「幸運を招き、悪霊を追い払う」と信じられており、新年への願いを込めた祈りの象徴とされています。

花火大会とバロンパフォーマンス(バリ島)

人気観光地バリ島では、クタビーチから約80km離れたブサキ寺院までの広い範囲で花火が打ち上げられます。

また、善が悪に勝利する象徴とされる伝統舞踊「バロンダンス」も大晦日に行われ、悪霊を退け新年の幸運を願います。

文化フェスティバル(マルク州アンボン)

インドネシア東部最大都市アンボンでは、各地域の伝統芸能を披露する文化フェスティバルが開催されます。

音楽演奏、ダンス、武術などで盛り上がり、地域間交流や連帯感を高める場となっています。

バデンダン・ロタン(マルク州)

マルク州には、他にも有名な伝統的な新年の伝統行事があります。

バデンダン・ロタンは、「バデンダン」と「ヘラ・ロタン」という二つの伝統を組み合わせたものです。

バデンダンは、マルク族の伝統的な歌と踊りで、家族と親戚が集まり真夜中から象徴まで続きます。結婚をする家族同士が絆を深め、お互いを深く知るために行われることが多いです。

ヘラ・ロタンは、長い綱を使用した伝統的な綱引きです、マルクの4部族の団結の象徴として古くから受け継がれている伝統行事です。

その他にも、インドネシアでは大晦日・新年にかけてインドネシアそれぞれの地域で行事やイベントが行われています。

参考WEBサイト:BATIQUAホテル公式WEBサイト「インドネシア特有の大晦日の祝い方」について
traveloka公式WEBサイト「インドネシア特有の伝統的なお正月」について
BEAUTYYNESIA「マルクの伝統行事バデンダン・ロタンを知る」

2025〜2026 年末年始の移動について

インドネシアでは、クリスマスから年始にかけて長期休暇に入る企業・学校が多く、日本と同様に国内移動が活発化します。

ドゥディ運輸大臣によると、2025年の年末年始休暇期間には、国内人口の約40%にあたる 1億1,950万人 が州内外を移動すると予測されています。

移動手段の利用割合

  • バイク 18.41%(2,200万人)
  • バス 8.17%(976万人)
  • レンタカー 7.43%(887万人)
  • 乗合バス 6.39%(764万人)
  • 飛行機 3.57%(427万人)
  • 長距離電車 3.29%(394万人)

※その他フェリーなども利用されます。

低コストで利用しやすいバイクが最多となっています。

一方、インドネシア国鉄(KAI)の普通車チケット販売数は増加傾向にあり、2025年12月3日時点で 380,253人 と、前年同日比 32%増 となっています。

移動者数増加の要因

年末年始期間の移動者数増加の要因としては、以下のような点が挙げられます。

  • クリスマスおよび年末年始期間の学校休暇
  • 交通インフラの発展
  • 旅行需要の高まり
  • 故郷でクリスマスを祝いたいというニーズ

特にインフラ整備や旅行需要拡大が影響しているとみられます。

参考WEBサイト:KOMPAS公式「年末年始に1億1,950万人が移動予定」
KOMPAS公式「年末の電車のチケット需要が増加しはじめる」

移動者数増加へのインドネシア政府の対策

移動者の増加に対応するため、インドネシア政府は以下の対策を実施しています。

陸上交通

  • 緩衝地帯の整備
  • 遅延・逆流防止・一方通行システム導入
  • 帰省交通対策の強化

海事

  • 港湾区域における巡視船配置
  • 緩和エリアの設置
  • 代替港の整備

航空

  • ランプチェック強化
  • 空港運用時間の最適化
  • 航空機の飛行能力増強

鉄道

  • 特別監視区域(DAPSUS)設置
  • 待機資材設備(AMUS)準備
  • 踏切監視体制の強化

また、インドネシア運輸省は、陸上車両40,683台、海上船舶987台、フェリー線191隻、航空機363機、鉄道3,333台のランプチェックを行っています。

インドネシアの運輸省は、移動者数の増加に伴い各交通手段の安全を確保するために対策を行なっていることがわかります。

参考WEBサイト:KOMPAS公式「クリスマスと新年の帰省者数は2025年12月24日にピークを迎え、1,718万人と予想される」

本コラムでは、インドネシアにおける年末年始のイベントおよび、2025年の休暇期間における移動者数の増加動向についてご紹介しました。

インドネシアでは、クリスマスから年始にかけて国内移動が活発化し、観光・小売・物流をはじめとした幅広い業界で需要が高まります。

とりわけ、交通インフラ整備や旅行消費の増加は、今後のビジネス機会拡大につながる重要な兆しといえます。

弊社インドネシア総研では、最新の現地情報の提供から、現地調査・市場レポートの作成まで幅広く対応しております。

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