【アルビー日記】日本での暮らしに重要なインドネシア人の「食」サポート

皆様こんにちは、インドネシア総合研究所の代表アルビーです。

弊社では2022年に提携パートナーと共に、インドネシアで日本語学校を設立致しました。弊社の日本語教育は4か月でN4相当の日本語習得ができるようなカリキュラムを組んでいます。

弊社独自の日本語教育カリキュラムの詳細は関連記事の「【コラム】インドネシア総合研究所が提供する日本語教育」をご覧ください。

弊社の日本語学校では、単に日本語教育のみならず「学びの生活」や来日後の日本での生活に適応できる生活能力を身に付けることも重要視しています。

今回は、来日したインドネシア人たちが日本の暮らしに適応できるように弊社がどのような独自カリキュラムや「食」サポートを行っているか紐解いていきたいと思います。

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日本での暮らしに馴染むためには語学力の他に何が必要だと思いますか?


美味しくて栄養のある食事をとることによって適度にストレスを発散することです。

良い食生活を送ることによって、集中力を高め、睡眠もきちんと取ることができます。質の良い睡眠をとることによって頭の整理ができるようになり、記憶力や積極性が向上し、日本語学習にも良い効果が得られると考えています。

私、アルビーは2000年に国費留学生として来日し、わずか2か月でN2相当の日本語力に到達し、東京大学や東京外国語大学で勉学に励みました。短期間で日本語を習得し、日本で学位を修めることができたのは、地頭が良いのではなく、環境に恵まれたお陰であったと考えています。

私自身のこのような経験を基に、弊社が運営するインドネシアの日本語学校では語学力だけではなく幅広い食事のサポートを実施しています。

学校では具体的に「食」サポートはどのようにされていますか?


学校における自炊科目と学生への食事提供を通じて学生たちをサポートしています。

弊社にはSOKEN KITCHEN部門を設置しており、本部門では日本のラーメン店や飲食店の進出支援と並行して自社の店舗も営んでいます。SOKEN KITCHENの詳細は関連記事の「【コラム】弊社のクラウドキッチン事業の現状とその展望~前編(現状)」をご覧ください。

SOKEN KITCHENは日本語学校の学生たちの日々の食事の提供も行っています。また、日本語学校のカリキュラムには来日後の生活を見据えた自炊科目も設けられています。学生たちは来日後すぐには日本食の味に馴染むことが難しく感じ、インドネシア料理の味を恋しく思うこともあると思います。

日本にある食材でインドネシア料理を作ることができれば日本でのQuality of Lifeを向上させることができるという理由で本科目を設置しています。

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学校における「食」サポートにおいて難しい点や工夫されている点はありますか?


インドネシアは多民族国家であり群島国家であることから、地域ごとに料理の特性が異なるためインドネシア全土から集まる学生たちの味覚は非常に多様性に富んでおり、学校で提供する食事の味の調整には工夫が不可欠です。

中部ジャワ出身の学生は甘い料理が好きで、スマトラ島出身の学生は比較的辛味の強い料理が好き、という具合に出身地により好む味が異なります。学生への食事の提供において、味や食感、見た目の調整は難しい点ですが、学生には少しでも良い学生生活を送って欲しいという思いから、定期的に学生の意見を聞きながら食事提供を行っています。

学生への意見聴取によって得られたデータから味覚のスペクトラム(分布図)も得ることができ、これらのデータはさまざまな活用法があります。追跡調査も今後行いたいと考えています。

最後にひとこと


私、アルビーは学生時代に料理が得意でなかったため、外食が多く、あまり食費を節約することができませんでした。

その結果、自炊が得意な友人と比べると当時は貯金があまりできませんでした。「たかが食事!」と思いがちですが、私は「食事こそ人生の醍醐味だ!」という強い思いを持っています。辛い時でも美味しいものを食べるだけで「よし!また頑張ろう!」という気分になることができます。

これから日本に行く学生たちにも、食事を通じて日本生活をより良いものにして欲しいという思いから、これからも「食」サポートをしていきたいと思います。

弊社では送り出し機関設立に関する投資も実施しております。日本はこれから深刻な人材不足に陥る可能性が高いです。即戦力になる人材育成をインドネシアで行う送り出し機関設立への投資も受け入れております。

設立した送出し機関の利益収入に加え、日本に優秀な人材を送り出すことが出来る、言わば日本とインドネシアの架け橋となる本事業スキームにご興味をお持ちの企業様、又は投資家の皆様、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-6804-6702

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