インドネシア大学医学部講師taufik先生がインドネシア総研の特別コンサルタントに
インドネシア総合研究所代表アルビーとインドネシア総合研究所医療コンサルタントDr.Taufiq(インドネシア医師会役員兼インドネシア大学医学部講師)が先日2017年の医療ビジネスの展望について談話を行いました。
タウフィック医師プロフィール
H. Taufik Jamaan,Sp.OG
H.タウフィック ジャマーン医師
インドネシア大学卒業。インドネシア医師会の役員として、第一線で活躍。不妊治療、胚の培養を専門とし、インドネシアで権威のある産婦人科医。また病院施設のフィージビリティスタディーとマネージメント、医療機器の設置や医療保険商品の開発まで、医療事情に広く携わる顧問医師(医療コンサルタント)でもある。
17,500以上もの島々からなる島国インドネシア共和国。今後は遠隔医療の成長に期待が集まります。日本の医療機関の大半は民間経営である一方、現在インドネシアの医療機関事情は国立・州立・及び県立等の公立医療機関が半分弱をも占め、残りが民間経営となっています。
2014年1月よりインドネシアの新社会保障機関BPJSが発足(Badan Penyelenggara Jamian Social)、国民皆保険となり国民全員の加入義務を定めました。政府は全国民の加入を目指し、インドネシアの医療の質の向上を図ろうとしています。質の高い医療機関の所在は大半がジャワ島、とりわけジャカルタに集中しており、地方及び離島の医療機関事情は充実からほど遠いのが現状です。
インドネシア保健省は2015年~2019年の戦略計画(Rencana Strategis Kementerian Kesehatan, Tahun 2015-2009)の中で医療の質の均等化を目標に掲げ、医療人材の供給は勿論のこと、医療のIT化の内容も盛り込まれています。ジャワ島では保健所(Puskesmas)長が医者という事が習わしとなっていますが、地方では看護師が保健所長に就任しています。
インドネシアには高卒の看護師が勤務している実態もあり、知識のアンバランスが垣間見えるのです。従って医療機関により、医療機器を十分に扱えないといったような不平等が生まれてしまいます。
Opportunity①遠隔医療システム開発
前述の通り、ITの導入は保健省の発表した戦略計画にも含まれています。例として遠隔診断、電子処方箋、eラーニング等が挙げられます。
Opportunity②病院のメディア化
タウフィック医師の専門でもある不妊治療。産婦人科には20代の若い女性が多く集まる為、様々な情報発信(ファッションや子育て関連等)が見込め、病院のメディア化にも期待出来るとタウフィック医師は言います。
Opportunit③日本漢方
インドネシアは代替療法を採用している人々が依然として多く存在しますが、この療法は体系的でなく、学術的な裏付けもないのが現状です。一方日本の漢方は体系的であり、インドネシアの医療マーケットに参入出来る可能性が見出せます。
既存の医療関係者に日本漢方の知識を身に着けてもらうことで、西洋と東洋の医療を融合が実現されます。それにより、現在の民間療法への研究に拍車を掛けることが可能となります。
以上、インドネシアの医療事情に注目することで、新たなビジネスを開拓することが可能となります。
弊社はインドネシア医療の第一人者タウフィック先生と連携し、インドネシア各地の病院へのアクセス、進出及び販路開拓の支援をさせて頂きます。
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