【コラム】インドネシア女性の働き方について
インドネシア人女性を雇用することは、実際にリスクなのでしょうか?
インドネシアでは、働く女性の出産や育児はどうなっているのでしょうか?
今回は働くインドネシア女性の労働力や働き方についてまとめました。
インドネシアの女性が活躍している理由
インドネシアでは、女性が活躍しやすい環境になってきています。
なぜインドネシアでは女性が活躍しているのでしょうか?
国のトップに女性がなったことがある
かつてインドネシアでは、女性は髪の毛と肌を隠し、人前にあまり出ないという時代もありました。
しかし経済発展や、異文化の流入によって、インドネシア人女性がヒジャブを外し、肌を出したり、中心部のジャカルタでは、喫煙するような女性も多くなってきています。
そしてインドネシアで女性が活躍している代表例にあげられるのが、2001年~2004年に、メガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリという女性が、大統領になったという話です。
※メガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリは、初代大統領のスカルノの長女です。
日本では、いまだに女性が内閣総理大臣になった事例ありません。
メガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリの存在は、インドネシアで女性が活躍する流れができたといわれており、特に中心部のジャカルタでは、女性が要職について活躍する傾向が高まっています。
産休制度や育児制度が整っている
インドネシアでは家政婦やベビーシッターのを雇う文化が根づいています。裕福な家庭であれば、数名の家政婦が住み込みで働くことも少なくありません。
日本では考えにくいですが、インドネシアでは普通の家庭でも1~2名の家政婦を雇うのが当たり前です。
ですから、キャリアを積んだ女性が、結婚や出産を理由に退職する人はほとんどいません。
インドネシアでは、産休期間は約3ヶ月が一般的で、産休期間中は給与は100%支払われるルールです。産休後は必ずといっていいほど職場復帰します。
インドネシアでは、出産や育児に理解があるので、女性が社会復帰しやすい文化は、日本と大きく違います。
インドネシアの女性社会進出度
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これはクレジットカード会社のマスターカードが、女性の社会経済レベルを測定する目的で、『女性の社会進出度』を指標化した調査データです。
この指数は、それぞれ女性がどのくらい男性と同等の立場にいるかを示しています。スコアが100以下の場合は男性優位の男女不平等を表し、100以上の場合は女性優位を表します。スコア100が男女平等を意味します。
アジアでは、フィリピン、シンガポール、ベトナムが、女性の社会進出が進んでいる結果でした。逆にインド、韓国、日本が女性の社会進出度が低いことがわかります。
インドネシアは日本と比較しても、高等教育機関への入学や、政府機関管理職への就任において、かなり高い指標になっています。
インドネシア女性は貴重な労働力
インドネシア人を雇用するのは、男性の方が雇用しやすいのは事実ですが、女性だからといってスキルが低いとか、すぐ辞めてしまうといったことはありません。
しっかりと見極めてれば、インドネシア人の女性も、貴重な労働力として、採用を検討する価値はあります。
インドネシア女性については弊社に
インドネシア総研では、インドネシア女性への意識調査など、様々な実績がございます。
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