【コラム】インドネシアで学習者が多い外国語

2023年7月7日

インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、インドネシアの学校ではインドネシア語以外に英語、アラビア語、日本語などが学ばれています。
今回のコラムでは、インドネシアで学習者の多い外国語についてご紹介します。

世界で学習者の多い外国語

無料言語アプリDuolingo の2022年のレポートによると、アプリをダウンロードしている人の中で最も学習者が多い言語は以下の通りです。

1位：英語
2位：スペイン語
3位：フランス語
4位：ドイツ語
5位：日本語

世界共通語の英語が学習者が一番多く、公用語とする国が比較的多い言語が上位を占めています。
5位には日本語がランクインしており、公用語とする国は日本しかない言語ですが、日本語に興味を持っている人が多いことが分かります。
参考WEBサイト：https://drive.google.com/file/d/1hAG-8TuJgwGATJ6fwrWDJh4yi0BvKzYt/view

インドネシアで学習者が多い外国語

インドネシアで学習者が多い外国語は以下の通りです。

英語
公用語である英語はインドネシアでも広く学ばれています。
インドネシアでは、英語は中学校から必須科目になっており、一部小学校では英語を教えている地域もあります。
英語能力指数（EPI）によると、2021年時点でインドネシアの英語力は112カ国中80位です。
英語能力としてはまだ低いカテゴリーに属していますが、今後海外に目を向ける人が増えていくと英語能力向上への意欲も上がりそうです。

関連コラム：

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2022.09.12

【コラム】インドネシア人の英語力

https://www.indonesiasoken.com/news/indonesians-english-proficiency

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参考WEBサイト：
https://infokomputer.grid.id/read/123020358/ef-kecakapan-bahasa-inggris-orang-indonesia-peringkat-80-dari-112-negara?page=all
https://www.ef.co.id/epi/

アラビア語
イスラム教徒が多いインドネシアでは、アラビア語の学習者が多いです。
イスラム教の聖典「コーラン」はアラビア語で書かれており、更にコーランは他の言語に翻訳することが禁止されているので、コーランを読むにはアラビア語の習得が必要になります。
そのため、イスラム教徒は小さいときからモスクなどでコーランを読むためにアラビア語を勉強しています。
また、インドネシアでもイスラム教徒同士の挨拶はアラビア語で行うため、日常的にアラビア語に触れる機会が多いことや、学校でもアラビア語が第三言語として学ばれていることが、学習者が多い要因となります。

日本語
実はインドネシアは日本語学習者が世界で2番目に多い国で、アラビア語と同じように、高校で学ぶ言語の中で第三言語を日本語にしている学校が沢山あります。
また、インドネシアでは日本のアニメや漫画が広く知られているので、それをきっかけに日本語を学び始める人も多いようです。
インドネシアでは日本語を勉強し、技能実習生として日本での来日を目指す学生も多く、将来のために日本語を選択する人もいます。

関連コラム：【コラム】インドネシアの学校における日本語教育事情

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【コラム】インドネシアの学校における日本語教育事情

https://www.indonesiasoken.com/news/column-japanese-education

日本語は世界各国で学習されている言語のひとつですが、インドネシアは日本語学習者が世界で２番目に多いと言われています。それではなぜインドネシアではそれほど多くの人々が日本語を学習しているのでしょうか。今回は、インドネシアにおける日本語学習事情についてご紹介していきます。インドネシアにおける日本語学習者について2019年時点のインドネシアにおける日本語学習者数は706,603人と、中国に次ぎ2番目に日本語学習者数が多いことが分かっています。日本語学習者が多い理由としては、1980年代以降、インドネシアの高...

参考WEBサイト：https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/area/country/2020/indonesia.html

韓国語
近年のインドネシアの韓流ブームにより、韓国語を学ぶ人が増えています。
韓国ドラマやK-POPアーティストを通して韓国語に触れる機会が増えたことで、韓国語への関心が高まっています。
また、韓流ブームとは別に韓国側からの留学の奨学金制度も増えており、大学の学科を選ぶ際も、韓国に関する学科の人気が高まっています。
インドネシア国内の高校でも第三言語として韓国語を選ぶことできる学校も増えており、今後韓国語の学習者も増えていくと予想されます。

関連コラム：【コラム】インドネシア若者社会の韓流ブームの理由

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【コラム】インドネシア若者社会の韓流ブームの理由

https://www.indonesiasoken.com/news/reasons-for-the-korean-wave-boom-in-indonesian-youth-society

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中国語

中国の経済成長に伴い、世界で活躍する人材になるために中国語を学ぶ人も多いです。
また、インドネシアには中国系の移民の「華僑」も多く、北京語が由来で日常的に使っている言葉も存在しています。
インドネシアの高校でも韓国語と同じく、第三言語として選択する学校も増えてきており、韓国語と同様に今後の学習者も増えてくると予想されます。

関連コラム：【コラム】インドネシアの華僑

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