【コラム】インドネシアで有名な文房具メーカー

文房具は日常生活で不可欠なものですが、インドネシアではどのような文房具が使われており、また有名な文房具メーカーはどこなのでしょうか。
今回は、インドネシアで有名な文房具メーカーについてご紹介します。

インドネシアで有名な文房具メーカー

インドネシアで定番の文房具は、日本と同じく紙、ボールペン、鉛筆、消しゴム、定規、クリップなどがあります。
このような文房具を販売している、インドネシアで有名な文房具メーカーは以下の通りです。

Zebra(ゼブラ)

日本の会社であるゼブラは、実はインドネシアで有名な文房具メーカーです。
ゼブラは、主にインドネシアでペンやマーカーを展開しています。
カラーボールペンのKOKOROや、日本でも人気のあるSARASAなどを販売しています。

Sinar Dunia
Sinar Dunia は1984 年に設立された、インドネシアで老舗の紙・パルプの大手メーカーです。
紙の大手メーカーのため、ノートやコピー用紙などを中心に販売しています。
また、森林保全の活動も行っておりSDGsの取り組みにも力を入れています。

参考WEBサイト:https://asiapulppaper.com/ja/sustainability

KENKO
KENKOは1986年に設立され、修正ペンの製造・販売からスタートしました。
現在では、学校やオフィス向けに、修正ペンをはじめ修正テープ、鉛筆、シャープペンシル、テープなど幅広い文房具を取り扱っています。

参考WEBサイト:https://www.kenko.co.id/product

Artline
Artlineは、日本で有名な大手印鑑・文房具メーカー「シャチハタ」が海外で展開しているブランドです。
様々な色のマーカーや、ホワイトボー用のマーカー、イラスト用のペン、など筆記用具を中心に展開しています。
日本では印鑑が有名ですが、インドネシアでは文房具のメーカーとして広く知られています。

参考WEBサイト:https://artline.co.id/artline/

インドネシアで有名な文房具メーカーの中には、日本から参入したメーカーがいくつかあることがわかります。

インドネシアで定番の文房具

以下は、インドネシアで定番の文房具の種類です。

FABER CASTELLの鉛筆

(画像:FABER-CASTELL公式サイトより)
https://faber-castell.co.id/castell-9000-pensil-ujian–2b

FABER-CASTELLの鉛筆は、インドネシアのコンピューター試験に使用する鉛筆としてよく利用されています。
1ダースあたりRp35,000(約325円)から販売されています。

STAEDTLERの消しゴム
白いゴムで作られた消しゴムは、消しカスが最小限に抑えられインドネシアの人々に人気があります。
1つRp3,000(約27円)にて販売されています。

Butterflyの定規
定規は30cmで、定規が透明なため線を引きやすいのが特徴です。
1つRp2,000(約18円)にて販売されています。

Fasterのペン
品質が良く価格も1つRp3,000(約27円)とお手頃のため、インドネシアの人々の間では特にオフィス用のペンとして知られています。キャップつきでインクが乾きにくいのも人気の理由です。

インドネシアの人々にとっては、鉛筆といったら「FABER-CASTELL」ペンといったら「Faster」という風に、文房具ごとに定番のブランドが存在していることがわかります。
日本からインドネシアの文房具市場に参入する際は、このような定番の商品と人気の理由を把握する必要があると言えます。

参考WEBサイト:https://mediaini.com/branding-promosi/2021/02/24/37093/7-top-brand-atk-yang-terbaik-dan-jadi-pilihan/
https://bangkitperkasa.com/artikel/stationery/10-merk-alat-tulis-terbaik-dari-distributor-atk-bps/

インドネシアでは新型コロナウイルス の影響でデジタル化が急速に進み、コロナ禍ではインドネシア政府の経費のうち文房具に充てる経費は減少しました。
今後インドネシア 国内の学校やオフィスにおける文房具の需要は一定の割合はではあるものの、デジタルの進歩により徐々に需要が減っていく可能性があります。
だからこそ、インドネシアでビジネス を展開する際に、適切な時期に適切なプロモーションを行う必要があります。
インドネシアでは特に断食開けのレバランの時期に、文房具の需要が拡大する傾向にあります。
このように、インドネシア独自の需要拡大の時期をしっかりと見極めることが、インドネシアでビジネスを展開していくうえで大切であると言えます。

参考WEBサイト:https://www.liputan6.com/bisnis/read/5010766/belanja-atk-selama-pandemi-turun-sri-mulyani-tersenyum-lebar

弊社では様々な分野でインドネシア進出のサポートや、調査などを行なっております。
セミナーの開催や講師派遣なども行っておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-6804-6702

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