【コラム】インドネシアのスーパーフード『テンペ』

皆さんはインドネシアの伝統食品「テンペ」を食べたことはありますか?

テンペは大豆からできた発酵食品です。

テンペはインドネシア人にとっては非常になじみ深いですが、実は世界中からも、健康にいい「スーパーフード」として注目されています。

今回は「テンペ」についてご紹介します。

 

テンペとは

大豆を煮たものをバナナやハイビスカスの葉で包み、「テンペ菌」を付着させることで発酵させて作られます。

テンペの歴史は長く、12、13世紀ごろから食べられているといわれています。

テンペの食べ方は様々あり、炒めて「テンペゴレン」にしたり、カレーやココナッツのスープに入れるなどの調理法があります。

日本では大豆の発酵食品と言えば「納豆」ですが、テンペは納豆よりも栄養価が高く、ベジタリアンの代用食品としても人気があります。

 

人気の理由①プロバイオティクスを含んでいる

テンペには腸内環境を整えるプロバイオティクスが含まれています。

 

日本ではヨーグルトなどがプロバイオティクスを含む食品として知られていますね。

プロバイオティクスで腸が整うと、体が本来の力を発揮することができるようになると考えられています。

 

人気の理由② 腹もちがいい

テンペはタンパク質を多く含むため、腹持ちがとてもいい食べ物です。

近年は「タンパク質を多く含む食材を選ぶ」というダイエット法も注目されていますが、テンペはそういったダイエットに非常に効果的な食材といえるでしょう。

 

人気の理由③コレステロールを下げる

大豆はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪を低下させる食材として知られています。

 

つまり、大豆を食べることは脂質異常症や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を予防することに繋がります。

大豆の栄養をふんだんに摂取できることのできるテンペは、上記のような生活習慣病を防ぐのに非常に良い食材です。

 

人気の理由④骨を強くする

テンペにはカルシウムが多く包含されているため、骨を強くするのにも役立つとされています。

カルシウムといえば「牛乳」をイメージしますが、実はテンペは牛乳と同じくらいのカルシウムを含んでいます。

牛乳や魚が苦手な人に嬉しいですね。

 

今回はスーパーフードである「テンペ」の健康への効用についてお伝えしました。

スーパーフードの人気とともに、世界からも注目を集めているテンペ。

インドネシアでは健康意識が少しずつ高まりつつあることから、ますますテンペの存在感が増すかもしれません。

まだ食べたことがないという方は、ぜひチャレンジしてみてください!

 

株式会社インドネシア総合研究所
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Tel: 03-5302-1260

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