【コラム】インドネシアのスキンケア市場

コロナ禍でもインドネシアのスキンケア市場は拡大傾向です。本コラムではその背景や今後の見通しをお伝えします。

インドネシアにおけるコスメティック業界の売上

調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、インドネシアはコスメティック業界において世界第2位の市場規模になるだろうとのことです。

2019年は20億USドル、美容市場全体の約33%を占めていました。

出典:https://www.mediaindo.co.id/bisnis-skincare-menjadi-booming-dan-menarik-di-tahun-2020/

 

新型コロナウイルスの影響で、2020年の売り上げは落ち込むと予想されました。

しかしインドネシアコスメティック企業協会(PPAK Indonesia)によると、2020年の売上高は予想に反して約690万USドルで、2021年はそこから7%増加し745万USドルだったそうです。

 

コスメティック商品の分類

インドネシアコスメティック企業協会のクスマ・イダ・アンジャニ協会長によると、コスメティック商品は2つのカテゴリーに分類できるそうです。

一つはメイクアップ用品で、ベースメイクや装飾目的の化粧品です。もう一つはパーソナルケアやスキンケア用品と呼ばれるもので、肌をいたわるものです。

出典:https://ekonomi.bisnis.com/read/20210412/257/1379994/industri-kosmetika-diproyeksi-tumbuh-7-persen-tahun-ini

 

インドネシアのコスメティック業界における新型コロナウイルスの影響と展望

新型コロナウイルスはコスメティック業界の販売実績にも影響がありました。

外出自粛の影響でインドネシア国内でもメイクアップ用品の売上は落ち込みましたが、家庭でのスキンケア用品の売上が伸びたそうです。

また、ワクチン接種が進むにつれ経済が回復するだろうという希望的観測も、売上増加を後回ししました。

また、オンライン販売の割合は、昨年が14%だったのに対し今年は21%に伸びたそうです。

近年のトレンドはただ単に可愛くなるだけではなく、肌に良いマルチ機能の商品だそうです。

装飾目的のメイクアップ商品はウェビナーなどでの使用に限定されるというトレンドも見受けられました。

2020年のインドネシアにおける化粧品業界の動向については、こちらをご覧ください。

インドネシアの化粧品ブランドについては、こちらをご覧ください。

 

新型コロナウイルスはコスメティック業界にも大きな影響を与えました。

今後の動向にも目が離せません。

弊社では様々な分野でインドネシア進出のサポートや、調査などを行なっております。

セミナーの開催や講師派遣なども行っておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。

参考サイト:https://ekonomi.bisnis.com/read/20210412/257/1379994/industri-kosmetika-diproyeksi-tumbuh-7-persen-tahun-ini

 

株式会社インドネシア総合研究所
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