【コラム】日本語人材育成学校の設立に向けて準備を開始しました
弊社では近年インドネシアの人材を育成して日本に供給するためのプロジェクトの構想があり、年内に実現する見込みです。
先日はインドネシアの現地人材派遣会社であるPT.Mucoindo社とMOUを締結し、年内の学校設立に向けて協議を進めております。
インドネシアにはいくつか日本語学校がありますが、「趣味のための日本語学校」と「働くための日本語学校」に大きく分かれています。
弊社が調査を行ったところ、既存の日本語学校の先生は多くがインドネシア人で、日本語能力試験3級(以下N3)か、高くても2級(以下N2)の人材であることが分かりました。
N2を取得しているものの、有資格者ではない、というケースもあるようです。
日本語のネイティブスピーカーが少ないことは一つの問題点として挙げられるでしょう。
弊社が目指す日本語人材育成学校では、有資格者の日本語ネイティブスピーカーの先生と、N1を取得しているインドネシア人の先生によるレッスンが行われる予定です。
この学校では、N3を3か月間で取得できるようカリキュラムを組み、日本語の学習だけではなく、日本企業で大切な日本企業文化を重視した実践を伴う訓練を行い、稟議制度など会社組織内の根回しや、自然な謝り方などの企業文化も習得します。
インドネシアでは最近、ジョンロバートパワーというフィニッシングスクールが注目を集めています。
このフィニッシングスクールでは、礼儀作法や言葉遣い、外国語などのレッスンが行われますが、弊社が設立準備を行っている学校でも、日本の文化を丸ごとマネするわけではなくホスピタリティを考えるきっかけとなる学校にしたいと考えております。
代表のアルビ―は、2000年に国費留学生として来日しましたが、4か月でN2同等レベルまで上達しました。
その過去の経験からアルビ―式カリキュラムを取り入れた学校を設立したいと考えたことが本プロジェクトを始めたきっかけです。
弊社は、来年2020年までに10校開校することを目標としており、今年2019年は2校作る計画にてすでに準備を進めております。
第1校目は南タンゲランのBSD City内で設立予定です。
ここ数か月のうちに数回ジャカルタにて人材に関連したセミナーを実施しましたが、参加者からは反響を多く頂いており、優秀なITやエンジニアの学生なども日本語学科に行かなくても日本に行くことができるという希望を持つことができる、という声を頂いております。
弊社には、インドネシアの財閥や国営企業の人事部からも日本式のものづくりや働き方に関する講習を行ってもらいたいとお声掛けを頂いております。
今後も弊社HPを通じてご報告させていただきますが、ご興味お持ちいただける方はお気軽にご連絡くださいませ。
株式会社インドネシア総合研究所
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