【ニュース】インドネシア総合研究所とパジャジャラン大学とのMOU締結
弊社インドネシア総合研究所は、2021年11月23日に、バンドン県にあるパジャジャラン大学(Universitas Padjadjaran)の環境・持続可能性科学センター(CESS:The Center for Environment and Sustainability Science)とMOUを締結致しました。
パジャジャラン大学は西ジャワの若者に様々な科学分野の教育を提供する教育機関として1957年に開校されました。
現在の学生数はおよそ33000人です。法学部、医学部、農学部をはじめとする16の学部があり、文化科学部の日本語文化研究プログラムでは多くの学生が日本語を学んでいます。
このCESSは1972年に設立された生態学研究所(Institute of Ecology)を前身とする、インドネシア初の環境教育研究機関です。
生態系の保護と開発のバランスの維持に貢献することを主な目的としており、複数の分野にまたがり、生態系と開発のテーマに関する研究活動を確立しています。
そしてこのCESSで調査研究、教育、そして外部機関との共同研究からこれまでに生み出された高い研究結果や概念は、科学フォーラムや出版物などの学際的なアプローチを通じて、環境リテラシーの高い社会の実現に寄与しています。
CESSは世界銀行や国際環境NGOグリーンピースの他、日本の東京大学などの教育機関や国内外の政府機関、民間企業への協力や提携などを行なっています。
弊社代表のアルビーとリサーチ部門代表のデンディは、CESS所長であるParikesit教授と東京大学で共に勉学に励んだ同志でもあります。
そんなアルムナイのネットワークを活用しながら締結に至った今回のMOUを契機に、今後、インドネシア総研はパジャジャラン大学・CESSと共に技術を産業に発展させる方法の研究等を通じ、持続可能な開発に向けた企業のカーボンニュートラルを推進して参ります。
また、MOU締結当日には、ESG投資(注1)に関心のある日本企業数社をお招きいたしました。
1月から、インドネシア総合研究所は日本の企業の農業廃棄物を利用した高カロリー燃料の開発を進め、バイオ燃料開発の分野で日本の大手企業を牽引して参ります。
インドネシアではパジャジャラン大学のある西ジャワ州の環境破壊をはじめとして、資源や環境に対する様々な被害が深刻化しています。
このような事態に対処するため、インドネシア総合研究所とCESSは、日本企業のインドネシア進出をサポートしながら、SDGsにも通ずる活動として様々な環境問題の解決や持続性科学の発展に向けて、より大きな役割を果たしていくことを目指しています。
https://cess.unpad.ac.id/tentang-kami/lembaga/sejarah/
(注1)ESG投資:環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資
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