【コラム】インドネシア人との会社外での付き合いで覚えておくべきポイント
インドネシア人の働き方については弊社のコラムにて過去何度かご紹介をしてまいりました。
インドネシアの人と仕事での付き合いがあるということは、食事会などプライベートでの付き合いも今後出てくるでしょう。
では、仕事ではなく、会社外での付き合いではどのような点を注意するべきなのでしょうか?
■イベント
社交上のイベントへの招待された場合には出来る限り出席してください。
これらの場は、インドネシアでのビジネスにおいて重要な意味を持ちます。
しかし、インドネシアのビジネス文化ではオフィスのみが仕事の話をする場所であると考えられていますので、それ以外の社交の場では相手のインドネシア人がビジネスの話を持ち出さない限り、こちらからその話題を出すのは控えた方が良いでしょう。
■食事
主賓に敬意を示すために、主賓が料理などを注文しおわったのを確認してから注文しましょう。
日本の食事会では、全員揃って挨拶などを行ってから乾杯を行うのが一般的ですが、インドネシアではそのようなルールはなく、主賓が飲み物に口をつけるのを待ってから食事を始めるようにしましょう。
ほとんどの食事はフォークとスプーンにて行われ、インドネシア料理でナイフを使うことは滅多にありません。
食事をする際や、お皿を回す際には右手のみを使用するようにしてください。
左手は不浄とみなされています。これは左利きの人にも当てはまるルールなので注意が必要です。
■お土産
次のような場面ではお土産を持ってくることを期待されています
①旅行から帰った時
②インドネシア人の家に招待された時
③誰かが遠くから職場へ訪問に来る時
④サービスなどに対するお礼
また、インドネシアでは相手の前で贈り物を開封することは一般的ではありません。
開封することで強欲で忍耐力がないとの印象を与えることがあるようです。
また中身が期待はずれなものでしたら”顔に泥を塗る”結果になってしまいます。
更に、インドネシアにおいては男性から女性に贈り物をするということは、ロマンティックな意図があると誤解される可能性があります。
従って、インドのビジネスマナーにおいては男性が女性にビジネス上の贈り物を送る際は、「妻からです」と付け加えるようにします。
■主催となった場合
こちらが招待状を出す側となった場合、白、黒、青の紙を使うことは避けましょう。
特に中華系インドネシア人の間では、上記の色は悲しみを表す色とされているためです。
インドネシアでは赤やピンクが招待状の色として適しているとされています。
いかがでしょうか。
些細なことかもしれませんが、知っているのと知らないのとでは大きく違います。
この他にも覚えておくと役に立つ文化、慣習が数多く存在します。
インドネシアのビジネスシーンや食事の際に気を付けるべきポイントについては、過去に公開しております以下のコラムもも併せてご覧ください。
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