【コラム】インドネシアの首都圏「ジャボデタベック」とは?
皆さんは、「ジャボデタベック」という単語を聞いたことがあるでしょうか。
ジャボデタベック(Jabodetabek)とは、ジャカルタ首都圏を総称する言葉です。
ジャカルタ(Jakarta)、ボゴール(Bogor)、デポック(Depok)、タンゲラン(Tangerang)、ブカシ(Bekasi)の頭文字(アルファベット2文字)をとっています。
今回のコラムでは、「ジャボデタベック」についてご紹介いたします。
ジャボデタベック概要
ジャボデタベックの人口は3000万人を上回り、全体の面積は4,384㎢です。
ジャボデタベックの地域は、以下のように14の市・県に分けることができます。
ジャカルタ
1 西ジャカルタ市(Kota Jakarta Barat)
2 中央ジャカルタ市(Kota Jakarta Pusat)
3 南ジャカルタ市(Kota Jakarta Selatan)
4 東ジャカルタ(Kota Jakarta Timur)
5 北ジャカルタ市(Kota Jakarta Utara)
6 クプラウアン スリブ県(Kabupaten Kepulauan Seribu)
ボゴール
7 ボゴール市(Kota Bogor)
8 ボゴール県(Kabupaten Bogor)
デポック
9 デポック市(Kota Depok)
タンゲラン
10 タンゲラン市(Kota Tangerang)
11 南タンゲラン市(Kota Tangerang Selatan)
12 タンゲラン県(Kabupaten Tangerang)
ブカシ
13 ブカシ市(Kota Bekasi)
14 ブカシ県(Kabupaten Bekasi)
ジャボデタベック地域の特性
ジャボデタベックの地域ごとに特性がありますので、一つずつ見ていきましょう。
ジャカルタ
インドネシアの首都であり政治、経済の中心地です。
人口は1000万人を超え、人口密度は東京都をやや上回る14,464人/㎢で過密状態となっています。
年々新たなビルや建物が建設され、目まぐるしく景色が変化しています。
ボゴール
雨が多く、緑豊かな場所で、避暑地としても知られています。
農業地帯が広がっており、有名国立大学であるボゴール農科大学も設立されています。
人気の観光地としては、アジア有数の広大な植物園「クブン・ラヤ・ボゴール(kebunraya bogor)」があります。
デポック
ジャカルタへアクセスしやすい地域です。インドネシアのトップ大学の一つであるインドネシア大学があります。
タンゲラン
タンゲランは近年ジャカルタのベッドタウンとして開発が進行しています。
BSD地区では大規模都市開発地域として事業が進められ、2015年にインドネシア一号店のイオンモールがオープンしました。
ブカシ
チカランやカラワン、デルタマスといった工業地帯があり、日系企業や韓国系企業が多く進出しています。
そのため日本食レストラン、居酒屋なども多くあります。
いかがでしたか。
ジャボデタベックはインドネシアの市場を押さえる上で非常に重要な地域です。
弊社はジャボデタベック地域のネットワークや調査経験が豊富です。
インドネシアの企業訪問など、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
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