【コラム】インドネシアでいまFinTechが「あつい」！ インドネシアのFinTech～後編～

前回のコラムでは、インドネシアにおけるFinTech市場の動向についてご紹介しました。

今回のコラムでは、インドネシアを代表するFinTechサービスを６つご紹介します。

 

Grab

公式HP： https://www.grab.com/id/（画像：Grabホームページより）

Grabはシンガポールに拠点を置くオンライン配車アプリサービスです。

現在はインドネシアを始め東南アジア8カ国に広がりを見せ、Uberの東南アジア事業を買収したことでも話題となっています。

Grabは「GrabPay」というサービスを有しており、アプリをクレジットカードやデビットカードと連携させる、またはトップアップを行うことで、現金を使うことなくオンラインでの支払いができるサービスです。

また、現地大手財閥のLippo Groupが所有する電子決済サービスOVOとの連携も開始しました。

インドネシアではクレジットカードの普及が進んでいない中、このようなサービスを積極的に手がけています。

 

Cicil

公式HP： https://www.cicil.co.id/（画像：Cicilホームページより）

 

Cicilは学生のための融資を行うサービスです。

インドネシアにおいて、大学生が大学に通うためや大学生活において必要な物資を購入するための生活費などを、大手の銀行から融資してもらうことは非常に難しいことです。

Cicilは学生がクレジッドカード不要で簡単にお金を融資してもらい、学生生活に必要な資金を調達することが可能なサービスとなっています。

手軽にオンラインで取引できることが強みです。

 

T-cash

公式HP： https://www.tcash.id/（画像：T-cahホームページより）

 

T-cashはインドネシアの大手SIMカード会社Telkomselが運営する電子マネーサービスです。

現地大手銀行のBank Indonesia(インドネシア銀行)から公式にライセンスを取得し、信頼のあるサービスとなっています。

銀行口座や、IndomaretやAlfamartといった現地のコンビニなどからトップアップを行うことで、現金を使用することなくスターバックスやマクドナルドといったお店において支払いを済ませることや、オンラインでSIMカードのデータパッケージを購入することなどが可能なサービスです。

 

amartha

公式HP： https://amartha.com/en_US/（画像：amarthaホームページより）

 

amarthaは2010年にスタートした、ジャカルタに拠点を置くマイクロファイナンスのサービスです。

小さなビジネスを展開しようと試みているもののビジネス資本の調達に難航しているなど、地方エリアで活動するマイクロ起業家に対して資金面で手助けを行う企業です。

マイクロ起業家に投資をし続けることにより、インドネシア社会に好影響を与えることや貧困層のQOLを上げることをビジョンに掲げ活動しています。

 

DOKU

公式HP： https://www.doku.com/index.php（画像： DOKUホームページより）

 

Dokuは2007年に設立されたインドネシア初の電子決済サービス及びリスク管理サービスを提案・提供するサービスです。

インドネシアにある20以上の金融機関と提携をしており、あらゆるステークホルダーに対する様々な支払い方法の提供や、セキュリティーの観点から信頼のおけるビジネスにするためのリスクマネジメントの提案などを行っています。

設立してから10年以上たちますが、インドネシアのFinTech市場の中では継続した成果を上げているサービスです。

 

akulaku

公式HP： https://akulaku.com/（画像： akulakuホームページより）

akulakuはインドネシア、フィリピン、ベトナム、シンガポールに展開する東南アジア最大のオンライン金融サービスです。

インドネシアではクレジットカードや銀行口座を所有している人が少なく、支払い方法に困っている人々が多く存在します。

そこでakulakuはバーチャルクレジットカード事業を主軸に、オンラインでのクレジットカードを開発・提供し、そのような人々のインターネット上での決済を可能としています。

インターネット金融のプラットフォーム完成を目指すサービスです。

 

FinTechには様々な形が存在しますが、どの企業もインドネシアの実情に沿っているという点で、とても重要となっています。

また、上記の6つ以外の企業やサービスも多く存在・活躍しており、インドネシアのFinTech市場は熱を帯びていま
す。

弊社は上記のような企業ともネットワークがあり、情報収集や商談のセッティングなどもご対応可能でございます。インドネシアのFinTech市場にご興味がある方は、お気軽にお問合せください。

 

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