【コラム】インドネシアでビジネスシーンで適切な服装とは?
インドネシアは一年を通して高温多湿な気候です。また、日本とは文化も異なるため、インドネシアのビジネスシーンではどのような服装がふさわしいのか、迷われたことがある方も多いのではないでしょうか。
インドネシアでは気候柄、よっぽどフォーマルなイベントなどでない限り、ジャケットを羽織る機会は少ないでしょう。
男性ですと、写真のようなバティックを着用している方が非常に多く、ビジネスシーンではバティックを着用すると非常に好印象です。
バティックとは、インドネシア産の伝統的なろうけつ染めの布を指します。
バティックについてもっとお知りになりたい方は、過去コラムをご参照ください。
インドネシアでは、長袖のバティックシャツは正装とされ、ネクタイ着用と同等に扱われます。
ビジネスシーンでバティックを着用すると、現地の人とすぐに打ち解けることができます。
安いもので1着Rp.150.000~(約1,200円)程度から購入が可能ですので、インドネシア現地に到着してからバティックを購入しておくと良いでしょう。半袖のものでもかまいません。
女性の場合は男性が着用するようなバティックなどはあまり一般的ではなく、ブラウスはひじまで袖のあるもの、スカートは膝丈以上のものを身に付ける、明るい色の伝統的な模様のものが一般的には職場にふさわしいとみなされています。
日本ではあまり派手な衣服は避けられる傾向にありますが、インドネシアは原色や派手な色も好まれますので着用しても問題ありません。
但し、適切な服装は場所によって異なります。
例えば、定性調査(FGD=フォーカスグループディスカッション)などを実施する場合です。
日本からのお客様の姿が回答者に見えてしまうと、回答者は良い回答をしようと少し見栄を張ってしまうこともしばしば見受けられますので、基本的には日本からのお客様はマジックミラー裏からFGDをご覧になるようお勧めしておりますが、実際のFGDの雰囲気を間近でご覧になりたい、またご自身が直接質問をされたい、といったケースもございます。
その場合は、回答者が身構えないよう、ポロシャツとデニム、スニーカーなどのカジュアルな服装でお越しいただくようアドバイスをさせて頂いております。
その他、家庭訪問で特に貧困層に近い住居への訪問をする場合もカジュアルな服装をお薦めしております。
インドネシアと日本の間で、ビジネススタイルの異なる点、同じ点はケースバイケースでの判断が必要となります。
弊社は現地とのコミュニケーション代行やアポイントメント取得代行など、ビジネスが円滑に進むようサポートさせていただいた実績も多数ございます。
ご興味がある方はぜひお気軽にお問合せください。
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