【コラム】(6月24日更新)インドネシアの新型コロナウイルス最新状況
インドネシアにおける新型コロナウイルス感染者数は6月23日(火)時点で46,000人を超えて、東南アジアで最も感染者数が多い国となっています。
ジャカルタでは、4月上旬より企業や個人の活動を制限する「大規模な社会的規制(PSBB)」が導入されていましたが、6月は移行期間として、規制された活動が一斉に解除されたため、現在は徐々に生活が元通りになりつつあります。
休業していた飲食店や、伝統市場や商業施設、また、毎週日曜日にジャカルタの目抜き通りが歩行者天国となる「カーフリーデー」も再開されましたが、一部混雑が見受けられるところもあり、規制の一斉緩和による第二波の到来が懸念されています。
実際に先日、ジャカルタ州内の12か所の伝統市場より、計79人もの新型コロナウイルス感染者が確認され、一次閉鎖の措置などがとられていることも報じられました。
参考:Kompas.com https://megapolitan.kompas.com/read/2020/06/21/08263581/wagub-dki-79-pedagang-positif-covid-19-12-pasar-di-jakarta-ditutup
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インドネシアにおける新型コロナウイルス感染者数推移などの最新の状況は以下の通りです。
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年6月23日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年6月24日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年6月24日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/
現在、ジャカルタに次いで新型コロナウイルス感染者数が多い東ジャワ州では、ジャカルタよりも1日当たりの感染者数が多くなっており、合計感染者数もジャカルタをしのぐ勢いで増加しています。
東ジャワ州のスラバヤやシドアルジョなどいくつかの都市や県では4月末に「大規模な社会的規制(PSBB)」が導入され、6月上旬に解除されましたが、感染者の増加が一向に減少せず、再度「大規模な社会的規制(PSBB)」を導入するべきではないか、という声も多く挙がっています。
現在、東ジャワ州政府や各県や市の政府は、「大規模な社会的規制(PSBB)」の再導入の検討について協議を行っていると報じられています。
参考:Merdeka.com
https://www.merdeka.com/peristiwa/ketua-gugus-tugas-covid-19-dinilai-bisa-usulkan-psbb-lagi-di-kota-surabaya.html
現状、まだまだインドネシアへ渡航しての視察や調査の実行は難しい状況ですが、弊社ではインドネシアでの調査・ヒアリング代行などご対応が可能です。
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