【コラム】(6月4日更新)インドネシアの新型コロナウイルス最新状況とジャカルタにおける大規模な社会的規制(PSBB)の延長

インドネシアにおける新型コロナウイルス感染者数は6月3日(水)時点で28,000人を超えています。

ジャカルタでは、4月に「大規模な社会的規制(PSBB)」が導入され、外出自粛要請や移動制限を行い、期限を6月4日までとしていましたが、一部条件付きで6月末までPSBBを継続する旨がジャカルタ州アニス知事より発表されました。

アニス知事は、期限延長措置に至った理由として、ジャカルタ州内では多くの地域で症例数は少ないものの、一部感染者が多いレッドゾーンが見受けられることや、ジャカルタ州の新型コロナウイルス感染者数は安定しているものの、ジャカルタ州外で増加を続けている地域もあることをあげています。

 

6月は移行期間と設定し、引き続き「大規模な社会的規制(PSBB)」のルールが適用となるため、違反者への罰則なども継続されます。

移行期間のため、ジャカルタの礼拝所での活動が再開されますが、定員人数が半分までという条件付きでの再開となります。

また、6月の第2週よりオフィスやショップ、レストラン、工場、小売業者なども営業活動の再開が許可されますが、こちらも定員人数の半分までという条件付きです。

6月第3週目には、飲食以外の事業やショッピングセンターが上記同様の条件で営業が可能となります。

アニス知事によると、動物園やスポーツ施設、美術館、図書館などの施設も、移行期間の間に徐々に開放される計画であるとのことです。

ただし、6月の移行期間中に感染者数の増加などが見られた場合は、営業活動を停止するための「緊急ブレーキ政策」も導入予定であることが明らかになりました。

参考:
Dedik.com

The Jakarta Post

関連コラム:

 

インドネシアにおける新型コロナウイルス感染者数推移などの最新の状況は以下の通りです。


出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年6月4日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/

 

首都ジャカルタでは約2ヶ月ほど外出自粛や移動規制を行ってきたため、新型コロナウイルス感染者数は大幅な増加もないものの、まだまだ減少しているとは言い難い状況です。

更に地方での感染者数増加もインドネシア国内では問題視されています。

引き続き、インドネシアの新型コロナウイルス最新情報についてはこちらのコラムでアップしてまいります。

 

また、インドネシアでは引き続き在宅勤務が推奨されており、対面でのインタビューは難しい状況ではありますが、オンラインでの面談・調査であれば特に問題なく実施ができる状況です。

弊社ではインドネシアでの調査・ヒアリング代行などご対応が可能ですので、ご興味がある方は弊社までお問い合わせください。

 

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