【コラム】(4月15日更新)インドネシアにおける新型コロナウイルス最新状況

インドネシアにおける新型コロナウイルスの感染者数は増加の一途をたどり、4月12日時点で4,000人を超えました。1日当たりの感染者数も増加傾向にあります。

出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月15日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/

 

出典:インドネシア国家防災庁、新型コロナウイルス特設WEBサイトより弊社作成(閲覧日:2020年4月15日)
https://www.covid19.go.id/situasi-virus-corona/

 

ジャカルタでは、4月10日に「大規模な社会制限(PSBB)」を発動し、様々な活動や交通手段を制限し始めました。

制限が適用される自宅外での活動については、違反者は法律に沿って罰則の対象(最長で禁固1年、最大1億ルピア)となる可能性があります。

 

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また、ジャカルタ州に隣接する西ジャワ州においても、州内の特定のエリアにおいて、4月15日より「大規模な社会制限(PSBB)」を発動しました。

対象エリアは、ボゴール県、ボゴール市、ブカシ県、ブカシ市、デポック市の5エリアです。

また、バンテン州のジャカルタと隣接する一部地域でも4月18日より「大規模な社会制限(PSBB)」が実施予定となっています。

4月15日時点で、ジャカルタ州内の新型コロナウイルス感染者数は2,335人とインドネシア国内で最も多く、続いて西ジャワ州が感染者数530人となっています。

また、ジャカルタと隣接するバンテン州も発症者数が多い状況となっており、制限はジャカルタだけではなくジャカルタ近郊一体での取り組みが感染者の拡大防止のために重要と見られています。

この「大規模な社会制限(PSBB)」により、該当エリアの住民は外出時にマスクの着用が義務付けられます。

 

その他、自家用車の利用についても基本的には生活必需品の買い出しのみに限定されます。

自家用車の利用も定員の半数以下までと定められ、ジャカルタ州と西ジャワ州、バンテン州の州境に20か所検問所を設け、ジャカルタ州へ移動する自家用車の利用人数が遵守できているかどうかが監視されます。

この規則に違反をしている車両はジャカルタ州への移動が拒否されます。

ジャカルタ州、西ジャワ州のいずれも、設けられた実施規則に違反した場合は罰則の対象となり、最長で禁固1年、最大で1億ルピアの罰金が科さられる可能性があります。

 

この「大規模な社会的規制(PSBB)」により、インドネシアのジャカルタを始めとする多くの企業ではテレワークが導入され、オンラインでのミーティングが積極的に行われています。

弊社のジャカルタオフィスのスタッフもテレワークとしておりますが、外部のインドネシア現地企業や各種機関とのオンラインミーティングは全く問題なくスムーズに行われています。

 

現在はインドネシアー日本間の航空便は大幅に減便されており、インドネシアへの短期出張を目的とした入国は一切禁止されており、日系企業様が調査や商談目的でインドネシアへ渡航することはできない状況となっていますが、弊社の現地スタッフがお客様に代わり、調査やヒアリングを実施することが可能です。

インドネシアでの調査にご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260

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