【コラム】西スマトラ州ブキティンギの魅力に迫る

みなさんはインドネシアの西スマトラ州に位置する「ブキティンギ(Bukittinggi)」という都市を知っていますか?

日本ではあまり知られていないですが、避暑地ということもありスマトラ島の中では観光地として知られている魅力的な街です。

また、世界的に有名な牛肉料理「ルンダン」はブキティンギがある西スマトラ州の伝統料理です。

今回のコラムではブキティンギについてご紹介します。

 

避暑地として知られる西スマトラ州の観光地ブキティンギ

インドネシアの西スマトラ州に位置しています。

一番近い空港はミナンカバウ空港で、ジャカルタから飛行機で2時間の距離にあります。

ミナンカバウ空港からさらに車で3時間ほど移動するとブキティンギへ到着します。

標高約900mに位置するブキティンギの平均気温は約23℃で、秋のような過ごしやすい気候です。

朝晩は冷え込み、最低気温は16℃になることもあるのでトレーナーなどの羽織ものは必須です。

ブキティンギはジャカルタの暑さからは想像できない程涼しくまさにインドネシアの避暑地です。

 

パダン料理発祥の地

ブキティンギのある西スマトラ州で食べられている料理はパダン料理と言われています。

透明のガラス越しに料理の入ったお皿がたくさん積み重ねられているのはパダン料理ならではの光景です。

パダン料理はインドネシア国内でもポピュラーな料理であり、ジャカルタでもパダン料理のレストランは多く展開されています。

【パダン料理 有名なメニュー】

ルンダン:牛肉をココナッツや香辛料で何時間も煮込んだ料理
デンデン:香辛料で味をつけた牛肉をパリパリになるまで炭火で焼いた料理
アヤムポップ:茹でた鶏肉にチャべ(唐辛子)をつけて食べる料理
イカンバカール:香辛料で味付けをした魚を炭火で焼いた料理

パダン料理は、香辛料・唐辛子が入っておりしっかり味がついているので、ご飯と一緒に食べるとよりおいしいです。

ただし、全ての料理が辛いので辛い料理が苦手な人は要注意です。

 

パダン料理レストランでは、席につくと小皿に入った数十種類の料理が並べられ、その中で手をつけた料理の分だけお金を払うというシステムになっています。

少しだけ手をつけても料金を取られてしまうので、食べたい料理を厳選して食べるのも良いかもしれません。

 

西スマトラの社会~女性社会と宗教について~

ブキティンギのある西スマトラ地域に住む人々は「ミナンカバウ人(ミナン人)」と呼ばれており、女性社会で女性がとてもしっかりしています。

学校でも教頭や管理職が女性な場合も多く、女性が活躍している社会とも言えます。

また、ブキティンギ市によると、ブキティンギの住人の98%がイスラム教を信仰しており、街を歩くとほとんどの女性がヒジャブを巻いています。

(参考WEBサイト: http://www.bukittinggikota.go.id/profil/masyarakat

 

「おはよう」や「こんにちは」などの挨拶はインドネシア語ではなくアラビア語を使うことが多く、またイスラム教徒の禁忌とされる豚肉やアルコールが提供されるお店はほとんどありません。

街のいたる所にモスクがあり、イスラム教徒の人々は毎日5回のお祈りを欠かさず行います。

現地へいくとイスラム教の社会で共に生きていることを強く実感します。

 

自然豊かなまち

ブキティンギのシンボルとして有名な場所は、ブキティンギの中心にあるジャムガダンという時計台です。

ジャムガダンの周りにはレストランがあり、観光客で賑わっています。

↑ブキティンギ のシンボル ジャムガダン

 

また、ブキティンギでの絶景といえば、ガライシアノ渓谷(Ngarai Sianok)という渓谷です。

ジブリの世界にはいったかのような気持ちになる幻想的な渓谷です。

↑ガライシアノ渓谷

また、ガライシアノ渓谷が見渡せるパノラマ公園には旧日本軍が作った防空壕が今でも残っていて歴史を感じられる場所です。

↑パノラマ公園からみえるガライシアノ溪谷

↑旧日本軍が作った防空壕入り口

 

その他、ブキティンギ には自然を感じることができる魅力的なスポットが沢山あります。

ジャワ島とはまた違った魅力がある西スマトラ州のブキティンギぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

弊社では、ジャカルタ近郊のみでなく、インドネシア全土での視察手配、調査を行っております。

現在はオンラインでのインタビューや商談手配代行も行っておりますので、気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。

 

株式会社インドネシア総合研究所
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Tel: 03-5302-1260

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