【コラム】NEDO様のウェビナー「東南アジア、インドネシアとマレーシアにおける水素エネルギーの将来の見通し」開催サポートについて

先日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)様が「東南アジアの水素エネルギーの将来の展望:インドネシアとマレーシア特集」というタイトルにて国際的なウェビナーを実施し、弊社が運営サポートをさせて頂きました。

NEDOとは経済産業省所管の下、国のエネルギーや環境政策に関連する政府のプロジェクトを管理する組織で、技術開発を推進することにより、安定したエネルギー供給と地球環境問題の解決に貢献することを目指しています。

ウェビナーでは、再生可能エネルギーの一つとして水素に関する説明が行われました。

水素は、エネルギーを貯蔵・輸送できるゼロエミッション電源として人気を集めつつあります。

日本を含むいくつかの国は、水素が様々な用途や分野で使用される「水素社会」を実現するための水素イニシアティブを発足させています。

現状、ほとんどの東南アジア諸国は水素エネルギーに精通していませんが、石油、ガス、石炭、水力、バイオマスなどの豊富な資源により、東南アジアにおける水素エネルギーの大量生産・消費能力があると考えられます。更に、グリーン水素を生産するための再生可能エネルギー資源の設置という大きな可能性も秘めています。

今回NEDO様が主催したウェビナーには、日本、インドネシア、マレーシアなどいくつかの国から参加者が集いました。

このウェビナーの目的は、政策立案者と民間部門の水素リテラシーの発展に貢献し、地域における水素の可能性を検討する機会を提供することです。

今回のウェビナーでは、まずセッション1において、「各国のエネルギー政策と水素の展望」をテーマに、「日本で水素社会を実現するための将来のビジョン」、「インドネシアのエネルギー政策と水素の展望」、「インドネシアの最新の水素エネルギートレンド」、「マレーシア・サラワクにおけるグリーン水素経済」、「マレーシアにおける水素エネルギーの最新動向」というトピックで各国の研究者からの発表、議論が行われました。

続いてセッション2では、「日本の水素エネルギーソリューションの紹介」をテーマに、「未使用褐炭由来の水素エネルギーサプライチェーン」、「各種燃料多用途機能を備えた燃料電池発電システム」、「水力発電による水素製造を目指すマレーシア・サラワク」、「CO2フリー水素社会を目指す山梨県」といったトピックで日本の企業や自治体からの発表、議論が行われました。

2020年12月にも、弊社インドネシア総研はNEDO様の東南アジアにおけるウェビナー開催をサポートさせて頂きました。昨年のウェビナーでは、バイオマス、特にバイオファイナリー(再生可能資源であるバイオマスを原料にバイオマス燃料や樹脂などを製造するプラントや技術)を主なテーマとして取り扱い、発表、議論を行いました。

このウェビナーには、インドネシア、日本、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、タイなどアジア各国から多数ご参加いただき、また一部オランダなどヨーロッパからもご参加がありました。

 

弊社は、セミナー(オンライン含む)、ワークショップ、その他会議やイベントの開催サポートなどをお手伝いさせて頂いております。現在、日本もインドネシアも新型コロナウイルス感染拡大が続いているため、特にオンラインでのセミナーやイベント開催についてお問い合わせを多く頂いております。

日本並びにインドネシアにおいてオンラインセミナーやイベントの開催が可能ですので、ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

株式会社インドネシア総合研究所
お問い合わせフォーム
Tel: 03-5302-1260

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