インドネシアへの投資 BKPMの発表をまとめました

インドネシアはインフラ整備を進み、経済も非常に発展しています。
またインドネシアへの投資も国内や国外から積極的にされており、日本もとりわけ投資額の多い国のひとつのようです。
今回は投資調整庁(BKPM)が発表している情報をまとめてみました。
インドネシアへの投資はまだまだ伸び続けている
インドネシアの投資調整庁(BKPM)は、2016年度10-12月の投資額は 15京940兆ルピアになると発表しました。
これは2016年度7-9月の投資額15京530兆ルピアから2,6%の伸びを見せており、さらにこれは2015年10-12月の14京540兆ルピアから9,6%の伸びています。
以上のような増加傾向を、年間比較すると、2016年の総投資額は61京290兆ルピア、2015年投資総額54京540兆から12,4%の増加を記録しました。
国内投資と国外投資の違い
インドネシアの投資金額評価は1年を4つに分けて3か月ごとに記録がされています。
外国からの投資はインドネシアでは、まだまだ国内資本の多くのウェートを占めるお金であり、2016年度では国内からの投資では21京620兆ルピアで7.511の国内プロジェクトから成り立っています。
外国からの投資は28,9億ドル、ルピア換算で39京660兆の投資金額から及ぶ25.321のプロジェクトから成り立っています。
国内からの投資と外国からの投資の違いとして、国内からの投資は飲食、化学薬品、薬、運送、倉庫と通信に分野が偏っていますが、外国からの投資では貴金属、機械、電気、ガス、水などの資源関係への投資が多くのウェートを占めていることがうかがえます。
国外からの投資を見ていくと、シンガポールが最もインドネシアへの積極的な投資を続けていることが見え、その総額は9200万ドル、続いて日本が5400万ドル、中国2700万ドル、香港2200万ドル、オランダ1500万ドルと続いています。
日本もインドネシアに積極的に投資している
日本はインドネシア国内への投資がとりわけ多い国の一つで、建設業界は他国より真剣にローカル会社と合弁会社を組み、4.000.000.000.000ルピアを投資しています。
この投資金額は3.500.000.000.000ルピアに及ぶ2つの建設関連大手投資家、小型物流拠点 (home improvement)へ500.000.000.000ルピアを建設会社向けに投資がされています。
BKPMによると2015年の日本の投資金額は2.800.000.000ドルにとどまっており2030のプロジェクトから成り立っていました。投資対象としての多くは製造、とりわけ自動車関係や電化製品、機械、薬品がその殆どを占めています。
地域から見ると、インドネシアの投資はジャワ島では53,6%を占めておりその価格は328.700.000.000.000ルピア、次にスマトラが19,2%で117.600.000.000.000ルピア、 カリマンタン島が11,2%で68.800.000.000.000ルピア、 スラウェシ8,4% 、51.300.000.000.000ルピア、 マラクーパプアが5%で30.700.000.000.000ルピア、バリ・ヌサトゥンガラ諸島が2,6%で15.700.000.000.000ルピアを占めています。
国内・国外投資が最も盛んなのはジャワ島であり、国内投資が続いて多いのはスマトラ、カリマンタン、スラウェシ、バリ・ヌサトゥンガラ諸島とマルクーパプアになっており、国外投資が多い順はスマトラ、スラウェシ、カリマンタン、マルクーパプアで最後にバリ・ヌサトゥンガラ諸島となっています。
さらに詳細を見るとジャワ島の中でも特に投資が盛んなのは西ジャワ州、東ジャワ州、中部ジャワ、首都ジャカルタ、バンテン、南スマトラ、北スマトラ、リアウ、西カリマンタン、東カリマンタン、中央スラウェシ、パプアとなっています。
いかがでしょうか?
まだまだ成長を続けるインドネシアには、国内からも国外からも積極的に投資されております。
引き続き、投資調整庁(BKPM)の発表に注目し、見守っていきたいと思います。
出典:BKPM
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